みなさんこんにちは、こんばんは、ロケットニュース24のP.K.サンジュンです。東京はだんだんと暖かくなって参りました。これから三寒四温を繰り返し、徐々に春らしい陽気になっていくのでしょう。気が付けば桜が咲いていそうですね。

さて、大変残念なことに日本から遠く離れたウクライナで戦争が始まってしまいました。詳細についてテレビや新聞、専門サイトをご覧になっていただきたいのですが、じゃあウクライナのため、戦争の傷を少しでも癒すため、私個人に何ができるのでしょうか?

・戦争が悲しい

まず断っておきたいのは、私はウクライナにもロシアにも悪い感情は持ち合わせていないということ。ウクライナに侵攻したロシアとその指導者にいい印象はありませんが、それでもロシア国民が憎いという感情は芽生えていません。ただ「戦争が悲しい」という気持ちが強いです。

こういうことを言うと、やれ「ウイグルがどうだ」とか「クリミアのときは何も言わなかったくせに」などと言う人がいますが、そういう話じゃないんですよね。今回は現在進行形で発生している「ウクライナ情勢」にだけピントを当てたいと思います。

また「ロシアの目的」「NATOとアメリカがうんぬん」「日本はこうすべき」などと大それたことを言うつもりはありません。あくまでこの星で生きる1人の人間として「いち個人ができること」を考えてみました。

・個人で何ができるのか?

さて、今回の戦争は44年間生きている私が、大人になって初めて目の当たりにする戦争かもしれません。湾岸戦争の時はまだ中学生でしたし、率直にそこまで記憶が無く……。ただおぼろげに「大変なことが始まったらしい」という記憶だけがあります。

で、私個人がウクライナのためにできることって何なんでしょうか? 冒頭でもお伝えした通り「ウクライナのためだけ」というよりは「起きてしまった戦争の傷を少しでも癒すため」と言った方がニュアンス的に私の気持ちに近いかもしれません。

ニュースでは、ウクライナのゼレンスキー大統領が「国際義勇軍を募集している」とも見ました。ただ、お恥ずかしながら現地で戦闘に加わるほどの勇気はありません。ただ何をしていてもモヤモヤするというか。何も出来ない自分の無力さを思い知った次第です。

それでも色々と考えました。例えば娘に戦争の恐ろしさを伝えることも、長い目で見れば大切な役割ではあるでしょう。また、例えば「反戦集会」みたいな会に参加することもアリなのかもしれません。

でもそれって本当に遠回りしている感が否めないんですよね。別に遠回りな方法も否定しませんし、特に娘への教育は絶対に果たすつもりでいます。じゃあ今、私が出来ることは何なのか? 考え抜いた結果……


金しかないな」という結論に至りました。


・お金しか思いつかない

具体的に言えば「募金」ですね。ウクライナのため、戦争の真っただ中にいる人のため、私はウクライナ大使館に3万円募金しました。私にとって3万円は超大金ですが、金以外では何も貢献できない自分の無力さを考慮して3万円に決めました。

募金をすると「募金の金で武器が買われる」なんて声があることは百も承知です。一応、在日ウクライナ大使館は「全額人道支援のために活用させてもらう」としていますが、それでも私の募金がどう使われたのかを見届けることは、実際のところ不可能でしょう。

・募金に慣れていないけど

また、日本に募金文化が根付いているとは言い難いですし、私自身も「東日本大震災」と「パラオの台風被害」くらいしか募金をした覚えがありません。募金という行為そのものが、あまり馴染みが無いうえ “しゃしゃった感” を伴った雰囲気があります。

募金をすると「黙ってやればいいのに」「偽善(笑)」なんて声もありますよね。ただ私は何事も「やならい善よりやる偽善」だと思っていますし、私が募金したことをお知らせすることで「意外と近くの人がやってるんだな」と感じてくれればいいなと考えています。

というか、もしかしたら単なる自己満足の可能性も非常に高いです。ただ、具体的な行動をしない言い訳というか、時間稼ぎのためにグダグダ言ったり考えたりするのはイヤだったんですよね。だって現地では、今この瞬間も苦しんでいる人が大勢いるわけですから。

だからと言って「みんなも寄付しようぜ!」なんて言うつもりはなく、正直なところ今回の戦争の善悪についても整理し切れていません。でもまあ、武力行使はダメですよね。本当に「戦争に胸を痛めるいち個人が出来る具体的な行動」って何なんでしょうか? 答えを知っている人はぜひ教えてください。

参照元: 読売新聞
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼私が寄付したウクライナ大使館のTwitter。

▼インスタにアップしたら否定的なDMがちょいちょい着ました。じゃあ何ができるのでしょうか?