憧れのホテル暮らし……。一部のセレブだけのものだと思っていたのに、なんとわれわれ庶民にも手が届く時代になってしまった。

なんと東京都の助成によって、6泊7日で1万2千円のホテルテレワークができるというではないか。

1泊あたり2千円って、漫画喫茶やスーパー銭湯に泊まるより安いし、仮に4週間利用したとしても4万8千円。都内で一人暮らしする家賃より安いじゃないの……!?

・6泊7日のテレワーク

このホテルテレワーク助成は1泊につき2千円の自己負担で、宿泊施設に6日間連続で滞在しテレワークできるというもの。

東京都に在住・通勤している人が対象で、都内40ヶ所のホテルが支援施設となっている

実施概要をざっくりとまとめると以下のとおり。


・対象期間
2022年2月1日から3月18日まで
・利用料
1泊2000円(税込)
・利用できる人
以下の事項に、いずれも該当する方
①都内在住または在勤で、企業等で働く人(個人事業主を含む)
②同居人がいる人、または通勤に公共交通機関を利用している人
・室数
1日あたり計200室(各宿泊施設につき5室)


爆安&ネットで話題になっているうえに、各ホテルにつき1日5室限定。早めの予約はマストだ! 

・狙い目のホテル5つを厳選!

対象のホテルは区部の24施設と、多摩地域の16施設の計40施設。どんなホテルがあるのかチェックしてみた。狙い目のホテルを5つほどピックアップしてみたぞ……!


・めっちゃオシャレな「錦糸町 HOTEL TABARD TOKYO」

今回なぜか40施設のうち4施設が錦糸町のホテルだった。なぜそんなに錦糸町推しなのかは不明だが、注目は2020年に開業したばかりのホテル タバード東京。宿泊者はモーニングのパンとドリンクが無料とのこと。カオスな街・錦糸町にありながら、オシャレなホテル暮らし気分も味わえるという刺激的な1週間が過ごせそう。

参考リンク:公式サイト


・温泉入り放題「ヴィラフォンテーヌ グランド東京有明」

ホテルといえばユニットバスがメインのなか、こちらはなんと温泉つき! 期間中には天然温泉「泉天空の湯」を何度でも利用できるというのだ。温泉やサウナを利用しながら湯治気分でテレワークできるだなんて最高!! ただしすでに満室なので、根気よくキャンセルが出るのを待つべし……。

参考リンク:公式サイト


・ロボットが働く「変なホテル東京 羽田」

最先端のテクノロジーによりロボットが働く「変なホテル」系列。恐竜ロボットや人型ロボットによる楽しいサービスが楽しめる。自動クリーニングマシンを全室完備していたり、シアタールームがあったりと、未来を感じる1週間を過ごせそう。人との接触が少なさそうなところも◎。

参考リンク:公式サイト


・高級ホテルざまず「パレスホテル立川」

皇居前にある高級ホテル・パレスホテル東京の系列店。結婚式などで利用されているそうで、おそらく高級感は40ホテルのなかでも随一。ホテル内には7つのベーカリーやレストラン、バーがありグルメも楽しめるぞ。1泊2000円は破格!

参考リンク:公式サイト


・森は生きている…「フォレスト・イン昭和館」

名前のとおり、森の中にある昭島市のリゾートホテル。ホテルには大きな庭があり、散策を楽しめる。部屋の雰囲気もシックでラグジュアリーで、都会の喧騒や人間関係に疲れた人にオススメ。都心から離れて、故C.W.ニコルのごとき自然を感じる穏やかな1週間に……。

参考リンク:公式サイト


・予約が埋まってきているので急ぐべし

その他のホテルについてや、予約方法については参考リンクから各自でチェックしていただきたい。なお、チェックイン時には

・誓約書
・利用確認書
・都内在住・在勤を確認できる書類(免許証、マイナンバーカード、名刺や社員証など)

が必要なので気をつけられたし。

ちなみに各ホテルのサイトを見たところ、開始初日にして都心部のホテルは予約が埋まってきているようだ。多摩地域のホテルはまだ空きがありそうだったので狙い目だと思う。

所変われば気分も変わる。都内のホテルでワーケーション気分を楽しめば、仕事のアイデアも浮かびそうな気がするぞ〜。

参考リンク:東京都産業労働局
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.