いきなりだが「無料給水スポット」を設置した駅が、東京都内にいくつかあるのはご存知だろうか? ヒントは都内で唯一「深層地下水」を使っている地域。どうやら土壌がフィルターとなって不純物が取り除かれ、ミネラル成分が溶け込んだ “おいしい水” が飲めるらしい。

もうひとつヒント。給水所の目印となるのは、市のキャラクターである「ちかっぱー」。名前の由来は「地下水」と「カッパ」だ。これ以上もったいぶっても意味がないので、答えを言ってしまうと……


JR青梅線の「拝島駅」「昭島駅」「中神駅」「東中神駅」の4駅だ。各給水所は、東京都の昭島(あきしま)市が2021年7月に設置したもの。使い捨てペットボトルなどプラスチックごみの削減と、昭島の「地下水100%のおいしい水」をPRするのが狙いなのだとか。


給水方法は簡単、正面のフタを開けてマイボトルを置き「PUSHボタン」または「足踏みペダル」を押したら水が注がれる仕組み。くり返しになるが、昭島市の水道水は、都内区市町村で唯一「深層地下水」のみを使用。地下70〜200メートル付近からくみ上げている。


で、とても恐縮なのですが、自宅から持参した透明なプラコップに水を注いでみた。すみません、次からは水筒を持参します。ボタンを押したら……

おいしい水キタァァァァァア!


500mlなら約10秒で給水可能。なお、扉とPUSHボタンは抗菌・抗ウイルス対策済みだ。安心して飲めるぞ。


飲んでみると、冷たくておいしい。市販されているミネラルウォーターと変わらないおいしさだ。「おいしい水道水」を求めて昭島市に引っ越す人がいるのも納得。毎日の料理はもちろん、お風呂や観葉植物の水やりにも良い水の方がイイに決まっている。

さらに言うと、水道水特有のカルキ臭さもほぼ感じられなかった。聞けば、法律で定められている塩素の使用を最低限に抑えているからだという。市民だけでなく、市外の方もマイボトルやコップを持参すれば気軽に飲めるので、機会があればぜひ利用してみてほしい。


・停電時にも使える

このようなスポットが近所にあったら、毎日の通勤通学前はもちろん災害時にもメチャメチャ助かるだろう。昭島市に問い合わせたところ「電気を使っていないので(水道部が止めていなければ)停電時でも使用できます」とのこと。うむ、とても心強いぞ。

それにしても都内に「おいしい水道水」が飲める地域があったとは……しかも駅前で気軽に飲めるなんて最高。次回はマイボトルを持参します。おいしいお水、ありがとうございました!


・今回ご紹介したスポットの詳細データ

駅名 昭島駅
住所 東京都昭島市田中町2丁目1-10

執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.