エースコックの「濃厚カルボナーラ風ラーメン」を開発した人は、頭のネジがたくさんぶっ飛んでいるに違いない。カルボナーラとラーメンを組み合わせているだけでも驚くのに、そこに「追い飯」してリゾット風でシメるとかヤバすぎるにも程がある。太らせる気満々だろ。
ラーメンからリゾットって、一体どんだけ炭水化物を摂取すれば満足するのか。自分で自分の商品を「罪な味」と言ってるあたりネタの匂いもプンプンするが、どんなものか気になったからには食べるしかあるまい。騙されたと思って買ってみた。
・ラーメン1つでリゾットまで作れる仕様
2022年1月17日から新しく登場した濃厚カルボナーララーメンは税抜198円(希望小売価格は230円)で購入した。どうやらこの世に「カルボナーララーメン」というジャンルはすでに存在しているようだが、何よりも興味をそそられるのが冒頭でも書いた「リゾット風でシメる」ところ。
炭水化物の二重攻撃なだけでなく、なんでも「ご飯を入れたらもう止められない。最後の一滴まで残さず食べてしまう罪な味わい」らしいから、ラーメンの時点でかなりの濃さだと思われる。相当なパワープレイを覚悟して迎え撃たねばなるまい。
・ラーメンから実食
それではさっそく実食といこう。作り方は他のカップラーメンと同じように熱湯を注いで3分待つだけ。
そして「きみまろペースト」なるものを加えて……
かきまぜ〜の……
あとは付属のふりかけをかけたら完成だ
匂いは完全にカルボナーラで、お味の方は想定通りだいぶ濃い。チキンベースのスープは黒胡椒の影響か時おりピリッとした辛さがあって、なかなかクセになるではないか。程よい弾力のある麺もパスタじゃないことに違和感がありながらもよき。
まぁ全体的にめちゃくちゃウマい……とは言えないのだが、この価格なら十分ありなクオリティーだろう。野郎飯的なジャンクフードが好きな人にとってはストライクゾーン内のはず。
・リゾットにしてみた
ただ、本番はここから。楽曲でいうとカルボナーラ風ラーメンはあくまで前半部分で……
ご飯を用意して……
スープにぶち込めばサビとも言えるリゾットが完成する。その出来上がりを見たら大丈夫なのかと不安になる自分がいるも、食べたら食べたで濃いリゾットを味わえた。
これはこれであり。死ぬほどウマいとまでは言えないが、連チャンで炭水化物を食らうのは罪悪感も相まっていいものである。これぞ炭水化物の暴力……!!
当然ながら食後は満腹も満腹。絶対に太ってしまう道を歩んでしまったことに後悔が生まれるも、こういうものに限って心が満たされるから困ったものである。
そしてもっとも恐ろしいのはこれだけ食べて予算300円ほどというコスパのよさ。お米を自分で炊けば、もっと安くなるから狂気でしかない。安くお腹いっぱいになれるので、炭水化物に溺れてみたい人はぜひ一度食べてみてほしい。
参考リンク:エースコック「濃厚カルボナーラ風ラーメン」
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]
▼すごいクセあるフタ