それは「肉吸い」みたいなもんだろうと、当初 私は思ったわけです。何の話かというと、エースコックが4月に発売すると言っている「わかめラーメン」の麺なしバージョン……みたいなヤツ。正式名称を言うならば、『わかめラー まさかの麺なし ごま・しょうゆ』です。
自分で “まさかの” を入れちゃっているあたりに、「俺すごいでしょ?」感が濃厚に漂っていることは否めませんが、どんなラーメン(?)なのか気になるのは私だけではないでしょう。実物を味わえるまであと約1カ月。……待ちきれないので、自分で作ってみましたよ。
・事前に公開されている情報
『わかめラー まさかの麺なし ごま・しょうゆ』に関して、エースコックが事前に公開している情報をざっくり箇条書きでまとめると、以下の通りです。
・麺がない
・乾燥重量で既存商品の4.5倍のわかめが入っている
・ごま&醤油の風味
これはつまり、エースコックの「わかめラーメン(ごま・しょうゆ)」を5つ買ってくれば作れる……ってことではないでしょうか? 1つのカップに わかめ(かやく)を4.5袋分入れ、麺を抜けばOKな気がします。
多少の差異はあるでしょうが、大体そんな感じ……と信じ、近所のコンビニで「わかめラーメン」を5つ買ってきました。
まずはそのうち1つを開封し、麺やらスープやらを取り出します。いつもは、スープ等を取り出してお湯をかけるだけなので違和感を覚えますが、無視して進めますよ。
そして、かやくだけをカップにザーッ。
他のカップからも「かやく」だけを取り出して、次々と流し込んでいきます。
何やらモッタイないことをしている気持ちになりますが、今回の検証で使わない麺はあとで鍋のシメにでも使えばいいですし、かやくを取り出したカップ麺は後日そのまま食べればいいだけです。
4.5袋分のかやくを入れ終わったら、お湯を投入。
そして3分待つと……
予想通りのものが出来たと言っていいでしょう。大部分をゴマに覆われた物体。そこに液体スープを入れたら、醤油のおいしそうな香りが立ち上ってきましたよ。
あとはスープを混ぜればOK。そう思い、カップにお箸を入れてかき回そうとしたところ……
……
……
ズンっ!
そう、結構な量のわかめが引っかかってきたのです。そのボリュームは「わかめスープ」の域を越えています。圧倒的わかめ濃度。これは一体なんなのでしょうか。もはやスープじゃなく、わかめそのもの。わかめのお湯漬け……いや、わかめ沼です。
・本物も「わかめ沼」?
もちろん、4月に発売される本物が、私が作ったものと同じとは限りません。むしろ細かい部分の違いは必ずあるでしょうし、そもそも私がどこかでミスった可能性だってありますが……4月になって本物が発売されたら、答え合わせをしたいと思います。
ちなみに、希望小売価格は税抜193円。正式な発売日は4月20日で、全国のスーパー・コンビニにて販売されるそうですよ。
参考リンク:エースコック(PDF)
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼「わかめラーメン」はお湯を入れて3分だったので今回はそれに合わせたのだが……もっと短くても良かったのかも。まぁとにかく、本物との違いは4月に確かめたい。
▼なお、「肉吸い」には卵かけご飯(TKG)が合うので、自作『わかめラー』でも一緒に食べた見たところやはり相性バッチリ
▼この組み合わせ、最強。
▼こちらは自作の過程で生まれた具なし「わかめラーメン」。ややこしいが、麺はあるがわかめ等の具材は無い。
▼食べてみたところ、アリっちゃあアリ……かなぁ。
▼検証で使わなかった麺は、その日の鍋のシメになりました。