呉服屋が1年の終わりに端布(はぎれ)を袋に詰めて売り出したのが起源とされる福袋。かつては売れ残りの在庫処分というイメージもあったけれど、いまでは衣類や雑貨に留まらず、飲食店でもたくさんの福袋が販売されている。

中でも今年販売された、食べ放題レストラン「焼肉きんぐ」の福袋が爆笑ものだったのでご紹介したい! 焼肉屋の矜持(きょうじ)を見た!!


・焼肉きんぐの福袋(税込3000円)

販売価格 税込3000円の1種類で、セット内容は以下のとおり。


・焼肉きんぐで使えるクーポン券4000円分(1000円分×4枚)
・肉厚チップス きんぐカルビ味1袋
・ロゴ入りコースター2個
・ロゴ入り電子メモパッド1個
・ロゴ入り肉柄ブランケット1枚


順番に見ていこう。袋の中でもっとも大きな面積を占めていたのがこちら「ロゴ入り肉柄ブランケット」である。


これは……肉じゃないかっ…………!


一面にほどよくサシの入った美味しそうな肉!

そして中央に鎮座する「焼肉きんぐ」のロゴ! どこで使うんだよ! オフィスで膝にかけていたら注目の的だ。


しかも裏ボアでふっかふかである。なんという贅沢なつくり! 高スペックブランケットといっていい。よくあるペラペラのフリースじゃないぞ。

デザインという概念を超越した……いや一周回って、ものすごいハイセンスなデザインなのかもしれないオリジナルグッズ。新年から焼肉屋の神髄を目撃してしまった。惚れた。


続いてスナック菓子「肉厚チップス きんぐカルビ味」150g。「謹賀新年 2022年もよろしくお願い申し上げます」と入った特別品だ。


さらに「ロゴ入りコースター」2個。小さなことだけれど、この2個組で入っているところに実用性がある。とくに食器などの食卓関係は、揃いになっていないと使いにくいからね。

沈み彫りというのだろうか、文字の部分が立体的になっている。


そして「ロゴ入り電子メモパッド」。専用ペンで繰り返し文字や絵を書けるというもの。


一瞬ただのメモパッドに見えて、焼肉関係ないだろ、と思ったのだけれど……


ロゴが入ってるー! しっかり「焼肉きんぐ」オリジナルグッズだった。画面は8.5インチ、コイン電池CR2016使用だ。


最後に「会計税込5000円ごとに1枚使える1000円引きクーポン」4枚。

いくつか注意事項があって、有効期限2022年1月11日~2022年3月31日のもの2枚、2022年4月1日~2022年6月30日のものが2枚という構成になっている。福袋購入店舗でのみ使用可能。

コース料金から考えると、使い切るには4回来店する、または複数人で2回来店することが必要になるだろう。普段から家族でちょいちょい来ている、という人なら問題ない。

販売期間は2022年1月2日から1月5日までの先着順で、売切次第販売終了。1組につき5セットまで購入可能だ。一部、元旦から販売していた店舗もある。

筆者の見たところ、昼の開店と同時に食事をする人で席が埋まっていた。

わかる、正月2日ともなると、ラーメンとか焼肉とかがっつりしたものが食べたくなるよね。福袋もほどなく完売するのではないかと思う。個人的にはとても楽しめたユニーク福袋だったから、見かけたらぜひ!


参考リンク:焼肉きんぐ
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.