超レアな「餃子の王将」の福袋をゲットしたぞ〜! 早起きした甲斐があったぞ〜! 1月1日の朝を「餃子の王将」に捧げたことが報われたぞ〜!!
……と歓喜した直後、私はショッキングな事実を知ってしまった。最初に言っておくと、「餃子の王将」ファンには悲報。とりわけ、「餃子の王将」アリオ亀有店をよく利用している人にとっては大悲報であろう。
・超店舗限定の「餃子の王将」福袋
その事実を説明する前に、まずは餃子の王将の福袋について簡単に触れておきたい。「王将で福袋なんて売ってるの?」と思っている人が多い気がするからだ。
これまで何度か本サイトで説明しているが、基本的に「餃子の王将」では福袋を販売していない。しかしごくごく稀に取り扱っている店舗がある。私が知る限り、東京・葛飾区のアリオ亀有店はその1つだ。
というか、アリオ亀有店以外で福袋を扱っている店舗を知らないために、私は去年も一昨年もその前も、正月には亀有詣をするのがここ数年の習慣になっている。
当然ながら今年も向かい、冒頭で述べたよう無事に購入できたのだが……。直後、スタッフからこう言われたのである。
スタッフ「当店の福袋は今年で最後になるんですよ」
えええええええええ! マジっすか? 亀有詣を欠かせないほど王将ファンの私にはショックすぎるんですけど。っていうか、打ち切りの理由は一体? 恐る恐る、「なんでなんですか?」と聞いてみると……
スタッフ「実は福袋を安くしすぎちゃって、『もうちょっと考えろ!』って上から怒られちゃいました。今年はなんとか販売できたんですが、来年からは厳しい感じになっちゃって……。ちょっと無茶しすぎましたね。ハハハ」
……
……
……
唖然とするような理由であるが、同店の福袋を毎年購入している私からすると、上の人の怒りが至極まともにしか思えない。やっぱりな、である。たしかに、無茶しとったわ。
・これで王将福袋記事はラスト
まぁというわけで、これが「餃子の王将」福袋の紹介記事としてはラストになる。残念だけれど仕方がない。
もし来年も紹介できる可能性があるとしたら、私があと1年以内に福袋を販売している餃子の王将の店舗(アリオ亀有店以外)を見つるか、あるいはアホみたいに安くしたことに対してアリオ亀有店が反省し、上が許すかのどちらかしかないだろう。
餃子の王将福袋はマジでレアなので、私には1年以内に見つけられる自信がない。なんといっても、「餃子の王将」の本部に問い合わせても「アリオ亀有店」以外出てこないのだから。
よって、ここはアリオ亀有店に十分に反省してもらい、今年ばかりはコスパの悪い福袋にして欲しいところ。そんな期待を込めて、福袋(亀有DX:税込4000円)の中身を確認すると……
来た! いきなり良い兆候! 見てくれこれを!! 福袋の目玉「生餃子引換券」が10人前分ではないか。
去年は2000円の福袋に生餃子引換券券を12人前分入れるというバラ巻きに近い暴挙だったのに対して、今年は4000円福袋で10人前分。アリオ亀有店よ、めちゃくちゃ反省してるじゃないか。
これでいい。今年ばかりはもっと商品を削れ。もっともっと削って、上からのお怒りを鎮めろ! この調子で……と思ったら!
ラーメン6袋も入れんなや! なに大家族仕様にしてんねん。
上に怒られているのにラー油まで入れるか?
何かゆいところに手が届く商品入れとんねん!
……とややイライラしながら開封。トータル金額を計算してみると約4700円分であった。それを4000円で販売していることを考えたら、以前よりは反省しているようだ……が!
!?
そう、福袋が4000円なので、餃子スタンプがめっちゃ押されるのだ。300円ごとにスタンプが1個貯まっていくから……
全国で使える「餃子無料券」が2つも付いてくることに。つまり、餃子2人前が実質無料というボーナス発生……。アリオ亀有店よ、そういうとこやぞ!
──と、ややキツイ言い方になってしまったが、アリオ亀有店のおかげで これまでの私の正月が1.2倍くらいは楽しくなっていることもまた事実。「無茶したから」という自業自得な理由ではあるが、今年で終わるとなるとやはり寂しいものである。
なので、「餃子の王将」のえらい人、どうか来年も福袋を存続させてもらえないでしょうか。アリオ亀有店はバカなんですが、すんげー良いヤツなんです。サービス精神のリミッターがアホになってるだけなんです。
(たぶん)めちゃくちゃ反省していると思いますので、許してやってください。どうか……どうか……よろしくお願いします!
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼なお、生餃子引換券に有効期限はないが、アリオ亀有店でしか使えない仕様