『餃子の王将』についてみんな誤解している。日本全国にあるチェーン店だからどこでも福袋を買えると。そう思っている人が多い。最初に言っておくが違うぞ。『餃子の王将』では、福袋を取り扱っている店舗自体が結構レア……なはず。少なくとも、私が知っているのは1店のみだ。

その1店舗(アリオ亀有店)に、私が福袋を買いに行き続けて今年で3年目になる。もはや一種の初詣と化しているが、正直なところ福袋のラインアップはほぼ一緒。2018年は2500円の福袋1種で、2019年は2700円1種。今年も同じようなもんだろうな〜と思って店を訪れたら……!

2000円(税込)のものが2つと5000円(税込)のものが1つ。なんと、今年は合計3種類になっていたのだから面食らってしまった。しかも、その多くが「完売」。


驚きと同時に焦りを抱えながら、私は列に並んだ。全種類完売だったらどうしよう? その可能性は高いが、「完売しました」の文字が5000円の福袋を指していないような気が……しなくもない。もしかしたら、残っているのかも。わずかな期待を胸に、お店のスタッフに聞いてみたら、


「5000円のデラックス福袋でよければ、3つだけ残っています」


──こうして私はデラックス(亀有DX)なる福袋をゲット。そしてまさにその直後……! デラックス福袋が「割引の嵐」を巻き起こしたのだが、“嵐” に触れる前にまずは中身をザッと見ていこう。


【2020年『餃子の王将』デラックス福袋の中身】

・持ち帰り焼き餃子引き換えカード(10人前分)
・持ち帰り生餃子引き換えをカード(12人前分)
・新春お年玉クーポン券(100円割引)
・餃子の王将 餃子のタレ(ゆず風味 / 360ml)
・餃子の王将 ラー油(47g)
・餃子の王将 マジックパウダー(60g / 専用ケースつき)

※「餃子の引き換えカード」および「新春お年玉クーポン」はアリオ亀有でのみ使用可


ご覧の通り、餃子引き換えカードだけでも合計22人前。ちなみに、12人前の生餃子引き換えカードだけで3000円以上の価値がある。その上、焼き餃子10人前も。関東では餃子1人前が240円(税抜)だから、焼き餃子だけでざっと2400円(税抜)だ。


おまけに、引き換えカードは期限ナシのボーナス仕様。なので、引き換えカードを保管する手間やうっかり失くしちゃうリスクを考えなければ、この時点でモトは取れる。

そこに、「餃子の王将」ファンであればお馴染みのマジックパウダーやラー油などの調味料が加わるのだから、どう考えてもお得な福袋と言って差し支えないだろう。


内容は十分な気もするが、これで終わらないのがデラックス福袋である。むしろ、ここからが「無料の嵐」の本番だ。何が起きたのかというと、「キャンペーンのスタンプ砲が炸裂した」のである。つまるところ……



ドン!



ドンッッ!



ドーーーンッッッッ!!


──とスタンプが押され、餃子の1人前無料券が2枚も爆誕。3枚目もあと少しでスタンプが貯まるので、実質2.7人前無料に。なお、こちらのチケットは……


全店共通で、使用期限は1月31日まで。──そう、5000円も使ったものだから、「全国で使える餃子無料券」という名のボーナスが2枚(+3枚目のスタンプ4つ)もついてきたのである。


さすがデラックス福袋。さすが亀有DXである。これだけお得感が増すのであれば、来年は8000円くらいのスーパーDX福袋が登場することにも期待! もし出たら必ず買います。なんなら1万円のハイパーDXでも買う!!

領収書は切るけど。

参考リンク:餃子の王将
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼関係ないが、「餃子の王将」の唐揚げに付いてる粉(マジックパウダー)ってマジで美味いよね?