昨年の経験から、福袋の中身は「店舗でも使われている調味料とお食事券のセット」……そう思って幸楽苑を訪れた筆者。中身はそのとおりなのだが、手渡されたトートバッグを見て一瞬、動きが止まった。

え、あ、これ、幸楽苑!? 去年は紙袋だったじゃない! 急に別人みたいにイメチェンしてどうした!?

どういうことか、以下をご覧いただきたい。


・幸楽苑の福袋(税込3000円)

今年の幸楽苑の福袋は2種類。ただし昨年のような金額別ではなく、「通常福袋」と「贈る福袋」の2種だ。

後者は通販限定のギフト品なので、我々がここでいう「福袋」は前者ということになる。そして内容は、デジタルお食事券2000円分、オリジナルトートバッグ、調味料3本と、とくに驚くべき構成ではない。

昨年は福袋の購入金額と同額のお食事券が入っていたため、お得感が減って残念だという見方もできる。

ところが、このトートバッグを見て欲しい! 浮世絵の美人画のような和テイストながら、幸楽苑のラーメンを手にしている。「アソビシステム × イラストレーターBEY コラボデザイン」なのだという。

口留めシールまで布製でかっこよくなっている! しばらく会わないうちにどうしちゃったんだよ!

BEY氏は『和』と『アメリカン』を融合させた『和メリカン』をテーマに製作活動を行っている若手イラストレーターだとか! 描かれている対象は古風なのに、ポップでスタイリッシュ!

素材は厚手のコットン。絵の好みは人によって違うと思うが、筆者はかなり好き。めちゃめちゃ個性が強いから、持ち歩いていたらたぶん目を引くぞ。

今年の福袋はお食事券の割合を減らし、そのぶんオリジナルグッズに注力したという印象。


ここからは、昨年も同梱されていた幸楽苑ブランドの調味料。オリジナル醤油 × 1本。


オリジナル酢 × 1本。


幸楽苑の素 × 1本。どの料理にかけてもアクセントになる辛味調味料だ。


さらに会計時に使えるお食事券……って「デジタルお食事券」だと!? 紙のクーポンどこいった!?


開封してみて意味がわかった。QRコードを読み込むことでスマートフォンにデジタルお食事券500円 × 4枚が表示される仕組み。あとはインターネットに接続した状態を保ちつつ、店舗で画面を提示する。

そのため注意事項として「本デジタルお食事券は、スマートフォンでのみ利用が可能となります」とある。各社の3Gサービスの終了も近いから、だいぶ切替が進んでいるかとは思うが、ガラケーのユーザーは注意だ。

有効期限は2022年1月2日から3月31日まで。店内飲食、テイクアウトどちらにも対応。

福袋界にまでペーパーレス化やデジタル化の波がきていることを実感。物理チケットがないと意識にのぼりにくくなるから、使い忘れないようにしよう。


・1月2日から販売

2021年12月3日から12月30日まで福袋の事前予約を受けつけていたが現在は終了。店頭販売は2022年1月2日から1月12日までとなる。

1月2日からスタートなのは、働き方改革で「年末年始全店一斉休業」をするから。ただしショッピングセンター内など元旦営業をする店舗もあり、そこでは一足先に販売を始めている場合もある。

多くの店舗では1月2日は時間短縮営業、1月3日から通常営業なので、お近くの店舗をご確認いただきたい。


参考リンク:幸楽苑
執筆:冨樫さや
Photo:PR TIMES、RocketNews24.