約1年前に石川県在住の知人から「とり野菜みそ」なる鍋スープの素をいただいたのだが……こいつが衝撃的にうまかった。調べたところ、石川で江戸時代に生まれた万能調味料らしく、どんな具材を入れても美味しく味わえるのが特徴だという。うむ、たしかにうまかった。

そんなわけで今年はネット通販で取り寄せようかな〜と思っていたら、たまたま近所のスーパーで発見。どうやら首都圏エリアにも勢力を拡大しているらしい。さらになんと……「とり野菜みそ味ラーメン」なる商品も売っていたので即買いした。だって絶対にうまいっしょ!

・とり野菜みそラーメン

パッケージを確認すると、同商品はまつやの「とり野菜みそ」を45%使用した味噌ラーメンらしい。製造しているのは石川県……ではなく、北海道旭川市の「藤原製麺」である。となると、石川の「とり野菜みそ」と「旭川ラーメン」のコラボということか。大歓迎だぞ。


そして生麺を約2日かけてじっくり乾燥させた「二夜干し麺」は、ゆでると生麺のようにツルツルモチモチ食感になるという。楽しみですな……てことで、さっそく開封すると、噂の「二夜干し麺」と「液体スープ」が出てきた。具材はなし。とてもシンプルである。


手間でなければ、ゆでた白菜、豚肉、ニンジン等を入れるとより一層美味しくなるみたい。オッケー、今回はもちろん “より一層” 美味しく食べるつもりなので、具材を用意して調理することにした。ま、たまたま白菜も豚肉もニンジンも冷蔵庫にあっただけなんですけど。


さて、作り方はいたって普通だ。鍋に550mlの熱湯を沸かしてから麺を4分半がっつり煮込み、麺がゆであがったらスープを投入するだけ。その間にパパッと具材も準備しておく。


そんなこんなで……


あっという間に……


出来上がり。


パッケージの写真よりもだいぶ濃厚な色合いになった……が、食欲をそそる香りはまさに「とり野菜みそ」。45%でも十分過ぎるほど石川県を感じる。そうそう、これを待ってたんだよ。さっそく食べてみると……


うっめぇぇぇ。独特な味噌の風味がまさに! である。濃厚ながら具材の味を引き立てる「とり野菜みそ」の深い味わいがラーメンに……まるで激ウマ鍋のシメを食べているような感覚。


そんでもって、モチモチ食感の「二夜干し麺」はスープがよく絡む。ほぼ期待していた味である。九州スタイルの「ちゃんぽん麺」で食べても美味しいだろうな〜。


また、追加で入れた具材も正解。鍋と同じく、野菜をがっつり入れた方が美味しい気がする。いずれにしても、手軽に「とり野菜みそ」を味わいたい方は、ぜひ同商品を1度試してみてほしい。すでにハマっている方も納得できる味だと思うぞ。また見つけたら買っておきます!


参考リンク:藤原製麺「まつや とり野菜みそ味ラーメン」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.