新型コロナウィルスの新規感染者数が劇的に減少し、世の親御さんたちもお子さんと一緒に出掛ける機会が増えたことだろう。私、P.K.サンジュンもその1人で、最近は5歳の娘を連れて遠出する機会が増えた。

その1つが茨城県の体験型テーマパーク『イバライド』で、ズバリ “穴場” だと感じた次第だ。都心からさほど遠くなく、特に女の子は大喜びすること間違いなし! ただし「シルバニアの罠」だけにはご注意いただきたい。

・稲敷市にあるテーマパーク

イバライド──。そう聞いて何のことかわかったあなたは、きっと茨城の人。もしくは「シルバニアファミリー」をこよなく愛する人に違いない。ぶっちゃけ私は先日まで『イバライド』の存在を知らずにいた。だって「いばらいど」で変換したら「茨井戸」って表示されたからね。

それはどうでもイイとして、イバライドは茨城県稲敷(いなしき)市にある体験型テーマパークで、敷地内には「シルバニアパーク」も併設されている。イメージとしては「USJの中にあるスーパー・ニンテンドー・ワールド」といった感じだろうか?

・アクセス良好

で、都心から自動車でおよそ1時間半ちょい、世界一大きな仏像として名高い「牛久大仏」を横目に見ながら車を走らせると「イバライド」に到着する。稲敷市に足を踏み入れたのは初めてだったが、想像よりも時間はかからなかった。

イバライドの入場料は大人が1000円、小学生以下の子供が600円、3歳以下のお子さんは無料。また犬の入場も可能となっており、その場合はワンちゃん1匹につき500円かかる。入場料的には「そんなもん」といったところだろう。

さて、ではイバライドには何があるのか? 以下でざっとご紹介しておこう。なお、追加料金が発生するものもあるぞ。


乗り物エリア


巨大な池


体験教室


ビッグプレイランド


ジップライダー


キャンプエリア


シルバニアパーク


・何で遊ばせるか迷わない

まず乗り物エリアでは様々な自転車に乗車が可能。5歳の娘ではやや大きかったが、転倒の危険がある自転車は1つも無かった。また池エリアでは定番の「スワン」の乗車が可能となっている。

お次に体験教室では「パン作り」「クッキー作り」「キーホルダー作り」などが体験可能。今回は「アイスクリーム作り」と「キューブキャンドル作り」を体験したところ、それぞれ30分から45分くらいは時間が潰せた。

これは意外と重要で、娘は基本的に走り回っているため「椅子に座りながらできる作業」は、私としては本当にありがたい。完成したアイスクリームも美味だったので、1日過ごすならぜひ活用したいところだ。

さらに日本最大級のエアー遊具「ビッグプレイランド」は、イバライドの目玉的存在。ここで私もかなり体力を消耗したが、しっかり遊ばせるにはこれ以上ないロケーションだ。こっち系の遊具が嫌いな子供はいないことだろう。

さらに「シルバニアパーク」では娘のテンション爆上がり! 実物大の「赤い屋根のおうち」や「ステージショー」に女の子は大喜び間違いなしである。シルバニアパーク自体はさほど大きくないが、それでも1時間くらいは遊べるハズだ。

・バランス良し

イバライドの良かった点は大きく2つ「何で遊ばせるか迷わないところ」そして「体を動かす系と座って体験系のバランスが良いこと」である。さほど人も多くないうえ、レストランやフードコートも一通り揃っていたので、余裕で1日楽しめた。

しかも都心からのアクセスも悪くないため、個人的には「イバライド穴場やん!」と感じたが、1点だけ注意点がある。それが「シルバニアの罠」だ。

・巧妙な罠

敷地内にはシルバニアファミリーのショップがあり、シルバニア熱に火が付いた娘は当然のようにおもちゃをねだってくる。だがしかし、ショップは全て定価──。普段のおもちゃ屋なら「また今度ね」などと誤魔化せるが、さすがにシルバニアパークの後でそれは通じなかった。

シルバニアファミリーの玩具の1つ1つはそこまで高くないものの、まとまるとそれなりの金額になる。こちらも おみやげ感覚で「まあいいか」となるし、娘もシルバニア欲を隠さない。この現象を「シルバニアの罠」と名付けたい。

とはいえ、イバライドもシルバニアパークもとても優良なテーマパークなので、1度お子さんとお出かけしてみてはいかがだろうか? ロケーションが非常にいいので、雨さえ降らなければかなりの穴場……だと思います。

参考リンク:こもれび森のイバライド公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.