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全長120mというケタ違いのデカさを誇る『牛久大仏』。どのくらい巨大なのかという話になれば「自由の女神の3倍」とか「奈良の大仏が手に乗る」と例えられることで有名だが、逆にデカすぎてイメージが湧かないという人も多いことだろう。

世界一のブロンズ製立像としてギネス記録に認定されている牛久大仏だが、注目されているのは そのサイズだけではないらしい。なんでも、牛久大仏が本来の実力を存分に発揮するのは「年越しのカウントダウン」だというのだ。そんなわけで、実際に行ってきたので紹介したい!

・迷うことは絶対にない

東京都心から約1時間半、やってきたのは茨城県牛久市。圏央道「阿見東IC」より車で3分も走れば、目的地である牛久大仏に到着することができる。夜中ではあったが、デカすぎる大仏が激しくスパークしていたので道に迷うことはなかった。

それにしてもすごい人の数だ……。家族連れはもちろん、ノリノリのパリピ(パーティーピーポー)までもが「怖すぎて笑えるんですけど」とか言いながら園内まで行列を作っている。確かに神々しい大仏ではあるのだが、夜中に光るその御姿は、“恐怖の大魔王”のようにも見えてしまうのだ。
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・「南・無・阿・弥・陀・仏」で花火がドーン!

さて会場では、MCがカウントダウンに向けての段取りを説明していた。聞けば、カウントダウンのかけ声は「ナ・ム・ア・ミ・ダ・ブツ!」で、新年を迎えた瞬間には花火がドーンと派手に上がるらしい。なるほど、とてもおめでたい気がする。だがしかし……!

MCが「さあ、それではみんなでカウントダウンの練習をしましょう」と言ったのが年越し10秒前。その後「あ、あ、あ、練習する時間はない! 南・無……」と、突然カウントダウンはスタートし、目の前の大仏は赤、青、緑……とライトアップされ1秒ごとに色を変えていく。
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「え、え、え」と会場がザワついていると、すぐに「ブツー!」で花火がドーン! 大仏がマジで大暴れといった感じで、会場は爆笑に包まれていた。その後も、茨城の夜空にはドーンドーンと花火が上がり続け、新年はめでたく迎えられたのである。
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・次の花火は8月の「万燈会」

まさに最強の牛久大仏であったが、噂どおり、その魅力はライトアップや花火によってさらに引き立てられていた。なお、8月のお盆追悼法要の際にもライトアップと花火があるそうなので、気になった方がいたらチェックしてみてはいかがだろうか。きっと想像以上の大迫力だぞ!

・今回ご紹介した場所の詳細データ

名称 牛久大仏
住所 茨城県牛久市久野町2083
時間 3月~9月  9:30~17:00(土日祝~17:30) / 10月~2月 9:30~16:30

参考リンク:牛久大仏
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

▼牛久大仏
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▼ナ!
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▼ム!
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▼ア!
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▼ミ!
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▼ダ!
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▼ブツーーー!
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▼その後もライトアップは続く……
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▼ちなみに、頭上に赤く輝くのは飛行機を避けるためのランプだ。
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