もし都内で “風水的に最強な物件” を探している方がいたら、今回ご紹介する『Refuge Happiness Tower(リフュージュ・ハピネスタワー)』をオススメしたい。西武新宿線「上石神井駅」から徒歩約3分のデザイナーズマンションだ。こちらの物件はなんと……
風水学アドバイザーによる風水学、四神相応(しじんそうおう)を取り入れたマンションらしく、カラーリングや水回りの向きなどがすべて計算されているという。なんでも部屋の重心となる部分に「方位盤」も設置しているのだとか。実際に見学してきたので紹介したい。
・風水学を取り入れたマンション
ぶっちゃけ風水が何なのかよく分かってないが、きっと「運気がバリバリ向上するマンション」なのだろう。西武新宿線の上石神井駅で降りた私は、そんなことを考えながら駅前通りを歩いていた。コンビニ、郵便局、ドラッグストアなどがあって買い物には困らなそう。
ちなみに上石神井駅は、急行停車駅なので西武新宿駅まで約17分。山手線の高田馬場駅まで約13分で着く。また、バスを利用すれば吉祥寺駅まで約20分で行けるらしい。比較的静かで治安の良いエリアだと言われている。
そんなこんなでリフュージュ・ハピネスタワーに到着。ちなみに「Refuge」とは「隠れ家」を意味する。すなわち「ハッピーな隠れ家」ということか……と思いきや「Happy」は貸主の祖父「幸作」の「幸」から取ったものらしい。いきなり予想外の展開。
それではマンション内へ。
さっそく入口に『風水開運、四神相応』の文字……さすが風水マンション。強い。
さて、担当の方に2階へ案内された。そこで待っていたのは……
ピンクのド派手な廊下。まるでイカゲームの舞台である。担当者曰く「明るいビビッドカラーで住んで楽しくなる(元気になる)」のが狙いだという。たしかにテンションは上がる。
そのままグリーンカラーのコミュニティルームへ。四神相応の考えで、東には「青・緑」が良いらしい(諸説あり)。
四神相応とは……方角をつかさどる「青龍」「白虎」「朱雀」「玄武」の四神にふさわしい地には “良い気” が集まるという考え方らしい。それで緑の部屋に青のクッションなのか。
さらにバルコニーには、東南風水学で良いとされる「池」を設置。だいぶ控えめな池だが、運気上昇のためなら絶対にあった方がいい。
ちなみに壁の色も、方角ごとにきっちり塗り分けられていた。事情を知らなければ変わったマンションと思われるかもしれない。
・1Kプラス納戸タイプの部屋
そろそろ募集中の部屋を見せてもらうぞ。エレベーターで10階へ。今回は、1Kプラス納戸タイプ(40.60平米)の部屋を案内してもらうことに。
ドアを開けたら……
まず左手に納戸エリア。そして右手はウォークインクローゼット。カラーリングは先述の通りで、玄関に鏡があるのは「外からの悪い気を跳ね返す」という意味らしい。
てか、けっこう広いので、左右どちらかを物置として使わずデスクを設置して仕事部屋にするのもアリ。聞けば、フレキシブルな使い方ができるように設計されているそうだ。
そしてキッチン……
んで部屋の中央には、めちゃめちゃスケスケの風呂場。いやなんでだよ。
これも風水なのだろうか。カラフルなカラーリングとスケスケ風呂……たしかに運気が上がりそうな気がする。精神的に強くなれそうな気がする。
それはさておき、注目すべきは天井の「方位盤」だ。
こちら部屋の重心と方位から「鬼門(北東)」「裏鬼門(南西)」にあたる位置がわかるらしく、このエリアに「玄関」や「トイレ」を置かないように設計しているという。 “悪い気” が入ってこないようにするため。「すべての部屋に方位版があります」と担当者。マジかよ。
気になる家賃は12万3000円。他にも、1ルーム(25.39平米)7万4500円〜、管理費8000円の部屋があるみたいだから、興味のある方はサイトを確認しておくと良いだろう。高齢者が安心して住める「見回りサービス」や「緊急ボタン」を設置している部屋もあるぞ。
また屋上にはバーベキューができるスペースがあって、ドッグランスペースも利用可能だ(屋上の利用は予約制)。
ちなみに徒歩圏内に同じコンセプトのマンションがあって、そっちは大人気で埋まっているらしい。2021年11月に誕生したばかりのこちら『リフューズ・ハピネスタワー』も早々に埋まってしまいそうな予感。運気アップしたい方は早めにチェックしておくべし。
──というわけで、他にも気になる物件が見つかったら皆さんに紹介したい。またどこかの街で会いましょう!
参考リンク:アルファプランナー
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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