万能クッカー「メスティン」を制する者は “キャンプ飯” を制す! と言われているかどうか分からないが……メスティンを使えばめっちゃ簡単に美味しい料理が作れる。固定燃料を使用することで火加減や時間も気にしなくてOK。覚えておけば非常時にも役立つだろう。

というわけで、これまで “簡単キャンプ飯企画” で作ってきたメスティン料理をここでまとめておきたい。どれも本当に簡単。食材もスーパーやコンビニで手に入るものしか使っていないので、気になる料理があったらぜひ試してみてほしい。それではどうぞっ!

・メスティン

ちなみにメスティンは、アウトドアショップはもちろんダイソーやワークマンでも売っているぞ。当コーナーでは、ワークマンの980円メスティンを使用。気軽に手に入るから、キャンプ料理に興味のある方はゲットすべし。きっとお値段以上の働きをしてくれるだろう。


ツナと昆布の炊き込みご飯


ワークマンのメスティンとダイソーの固形燃料の組み合わせで、まずは「ツナと炊き込みご飯」を作ってみた。流れをざっくり説明すると、メスティンに米1合と水200mlを入れて約30分吸水させた後に……ツナと昆布を入れて固形燃料に火をかけて放置。


火が消えてからタオルに包み、15分ほど蒸らせば完成である。塩昆布とツナの旨味が凝縮されていてめっちゃうまいぞ。おにぎりにして食べるのもおすすめだが “作ってそのまま食べられる” のもメスティンの良いところ。カリカリのおこげもナイスだ。


干しエビ炊き込みご飯


炊き込みご飯をもう1つ。同じく米の吸水後に調味料と干しエビを入れて火にかけるだけ。干しエビの香ばしい香りが食欲をそそるぞ。お酒を飲んだ後のシメや朝食におすすめ。個人的には、お茶漬けが優勝。寝ぼけた朝にいい香りで目が覚めるだろう。


ごろごろ野菜のほったらかしポトフ


これからの寒い季節におすすめなのが「ほったらかしポトフ」だ。カットした野菜をメスティンに入れて、水を入れて、コンソメと塩コショウを投入して……ファイヤー。キャンプで作るなら、あらかじめ野菜を切っておくと楽。余った野菜で作ってもいいだろう。


野菜の甘みたっぷりでめちゃんこ美味しいうえに体が芯から温まる。失敗することもほぼないので、料理が苦手な方もチャレンジしてみてほしい。


丸ごと玉ねぎスープ


そして、さっきのポトフより簡単なのが「丸ごと玉ねぎスープ」。こちら “丸ごと” なのがポイントだ。皮をむいて芯をくり抜き、切り込みを入れた状態でメスティンに入れる。出来上がりの姿もドーンと迫力があるからテンションが上がるぞ。


しっかり火が通っているので、スプーンで簡単にほぐして食べられるのがポイント。同じく寒い夜のお供に。


金の直火焼きハンバーグでロコモコ丼


キャンプ場では、レトルト食品を上手に活用するのもテクニックの1つ……ということで、セブンイレブンの『金の直火焼きハンバーグ』を使ってロコモコ丼にチャレンジ。とは言っても、火にかけたメスティンの上でハンバーグを温めるだけ。超簡単。


さらにベビーリーフ、ミニトマト、目玉焼きを乗っけたら……あっという間にハワイアンなロコモコ丼の出来上がり。当然だが、濃厚デミソースもたっぷりかけて食べるのがポイント。主役のハンバーグがうまいから間違いなし。ロコモコにせずとも試してみるべし。


ガーリックバターステーキ丼


最後にちょっと豪華な「ガーリックバターステーキ丼」も紹介しておく。炊いたご飯を15分蒸らしている間に……スーパーで売っているステーキ肉を焼いて、ガーリックバターソースを作るのだ。んで、ご飯の上にステーキを並べてバターとソースをかければ完成。


ご飯1合くらいなら一瞬で胃袋に葬ることができるはず。もちろんメスティンを使わなくてもOK。プチ贅沢な気分を味わいたい時に作ってみてはいかがだろうか。


・レシピの詳細は各記事へ

──というわけで、メスティンを使った簡単料理を6つ紹介させてもらった。レシピの詳細や作り方のコツは各記事をチェックしてみてほしい。どれも簡単なので興味のある方はぜひ色々作ってみてくれよな!


執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

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