もう結論から言ってしまおう。宇都宮の「悟空」という餃子は大当たり! 繰り返す、宇都宮の「悟空」は大当たりだ!!
もはやウマいなんて普通の表現では生温い。宇都宮には正嗣(まさし)や香蘭などといった名店があるのは分かっちゃいたが、まだまだ底知れずでとんでもないダイヤモンドが潜んでいた。
・スーパーで見つけたのが始まり
正直に告白すると、買った段階では悟空のことをナメていた。スーパーの冷凍食品コーナーに置いてあって、価格は税込1080円とTHE普通。
聖地・宇都宮のもの、そしてスーパーにあるくらいだから美味しさはそれなりに保証されているはず……とはいえ、狂喜乱舞するまではないだろうと思っていたのだ。しかし……だがしかし!
悟空は脳をバグらせるウマさだったからビックリ! 想像のはるか上をいく味……何なら人生最高の餃子に出会ったかもしれないとさえ思わされた。
・ビッグサイズで肉汁ドバドバ
何がどうヤバいのかというと、まずはサイズ。箱を開けたならば……
ビッグサイズの餃子が所狭しと敷き詰められている。なんでも1つあたり35gあるらしく、一般的なものの1.7倍ほどなのだとか。
普段なら20個近くフライパンに入るのに今回はこの通り11個。ただ、サイズはすべてを語る上でジャブにしかすぎない。そう……
本番は……
ここからなのだから
先に編集長のGO羽鳥から実食。ジャンボサイズを男らしく丸呑みしたはいいけど、じっと黙り込んでしまった。……大丈夫?
喉に詰まらせたのかと思いきや……
どうやらウマすぎて悶絶してしまったらしい。詳しく! 詳しく感想を聞かせてくれ!
羽鳥「いや〜超ウマいよ、これ! 王道中の王道タイプだけどスッゴイぞ! しかも、肉汁もスゴい。これ船だよ、船。肉汁の入った船。口の中で転覆して肉汁が溢れちゃったよ!
まいった、手が止まらない。餃子のジャンルにもいろいろあるけど、これは自分史上最高ランクに入ってる。スゴい肉汁だ、感動した!!」
箸で餃子を持ち上げるだけでポタポタと肉汁が垂れてくるあたり、相当ジューシーなのだろう。期待度が高まったところで、私も一口で食べてみると……!
うおぉぉぉ……!!
肉汁で溺れるッ……!!!!
噛んだ瞬間に餃子の中からドバドバと出てくる肉汁。普段なら皮、そして餡というように餃子を分析していくのだが、今回ばかりは肉汁の洪水で脳がバグって判断できない。
なるほど、羽鳥が「肉汁の船」と表現したのも納得。もう肉汁のことしか考えられない。それに加えてサイズも大きいから、これはまるであの豪華客船……
タイタニック号のようである。とにかく一に肉汁、二に肉汁で肉汁タイタニック状態。こんなにも口の中で肉汁の大洪水が起きる餃子は初めてだ!!
・肉汁派はぜひ
これまで当編集部はいろんな餃子を食べてきたが、悟空の肉汁はそんじょそこらのものじゃない。肉汁こそ正義という人にとってはこれ以上ない絶品。心置きなく溺れることができるから一度は食べてみてほしい。
付属のタレをつけてもいいし、つけなくても十分なウマさ。もはやビールに合うとか米に合うとかそんな次元じゃなく、餃子としての完成度にただただ驚くことだろう。店舗に置いてあるタイプ、もしくはお取り寄せでこのクオリティが出せることはスゴい。
それにしても、なぜここまで完成しているのだろうか。肉汁の秘訣を探るべく原材料を見たら……
国産のものをふんだんに使用していて、なおかつ玉ねぎも多めに使用していることに気づいた。厳密に何がどう作用しているかは分からないが、ハンバーグの肉汁を連想するようなジューシーさだったから玉ねぎが大きく関係してそうだ。
デカい餃子1つあたり60円ちょいだからコスパも鬼。いや〜宇都宮の餃子おそるべし。また1つ、聖地のスゴさを実感した。
参考リンク:悟空
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.