2021年9月28日、沖縄を除く全国のファミリーマートで『雪見だいふくみたいなパン』(145円)が発売開始となった。これは創立40周年を迎えたファミマと、発売40周年を迎えた雪見だいふくのコラボ商品で、当然ながらファミマ限定商品となっている。

さて、雪見だいふく大好き歴200年の私、P.K.サンジュンは発売開始直後に『雪見だいふくみたいなパン』を食べてみたが、率直に悪くは無かった。一方で「激ウマ!」とは素直に思えなかったのが正直なところだ。

・かなり近いところもあるが

雪見だいふく最大の特徴といえば、やはりあの “ぷにぷに食感” であろう。『雪見だいふくみたいなパン』では “ぷにぷに食感” を、パンの中に挟まれた求肥(ぎゅうひ)で再現している。

確かに求肥とバニラミルククリームの組み合わせは「雪見だいふく」にかなり近く、そこだけ食べれば再現度はかなり高い。……が、パンやバランスを総合的に考えると「やや物足りない」と感じた次第だ。

・甘さが足りない

物足りない要素は明白で、ズバリ「甘さ」である。アイスでありスイーツでもある「雪見だいふく」を食べるときに求める大前提は、何といっても甘さ──。厳しい言い方になるが『雪見だいふくみたいなパン』は、しょせんパンの域を出ていない。

というわけで『雪見だいふくみたいなパン』を極上のスイーツに変身させるべく、アレンジ開始! 焼いたり、足したり、引いたり数パターンを試した結果、我ながら天才的なアレンジレシピが完成した。それでは張り切ってどうぞ!!


雪見だいふくみたいなパンをパカッと開いたら……


あんこをぬりぬり。


上のパンを戻したら……


冷蔵庫で20~30分冷やす。


で、雪見だいふくを常温で5分放置したら……


冷蔵庫で冷やしておいたパンに挟み……


冷やし雪見だいふくバーガーの完成だ!


ポイントは2つ「カチカチの雪見だいふくを使わないこと」そして「パンも冷やしておくこと」だ。試行錯誤の結果、雪見だいふくが硬いと一体感が生まれないため さほど美味しく感じない。お好みによって雪見だいふくは10分弱常温で戻してもイイだろう。

・完全体のスイーツへ

また、通常パンは冷やすと硬くなってしまうが『雪見だいふくみたいなパン』は白生地パンを使用しているため無問題。冷えても柔らか食感が楽しめる。また、あんこを入れないと甘みが絶対的に足りないので、あんこは必須だ。

で、味はかなりウマシ! 想像通りといえば想像通りの味わいであるが、間違いなくパンからスイーツに進化している。溶けたアイス・ふわふわのパン・トゥルンとした求肥のマリアージュをお楽しみいただきたい。

というわけで、もし『雪見だいふくみたいなパン』をイマイチだと感じた人も「冷やし雪見だいふくバーガー」にチャレンジしてみてはいかがだろうか? 体に優しいかはさておき、舌と脳は満足することだろう。

参考リンク:ファミリーマート公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.