「話題沸騰!」かどうかは知らないが、最近やたらと “Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)” が『ザ・マスク・ド・シンガー』をゴリ押ししてることだけは確かだろう。特にここ1週間ほどはAmazon Prime Videoを起動すると、高確率で同番組がトップに表示される。

ぶっちゃけた話、当サイトのニュースリリースにも山ほどその関連情報が届いているが、果たして『ザ・マスク・ド・シンガー』はそれほどの番組なのだろうか? 試しに1話だけ視聴してみたので報告しよう。

・テレビよりも見てる

あくまで個人的な情報になってしまうが、最近はテレビよりも遥かに「Amazon Prime Video」「Netflix」「Disney+」などのオンデマンドサービスを利用する機会が多い。正直なところテレビは「朝、天気予報を見るもの」になりつつある。

一方で「Amazon Prime Video」などを視聴する時間はそれなりに多く、最近は「Disney+」で「エージェント・オブ・シールド」を一気見している最中だ。改めて言うのも何だけど、日本のドラマと海外ドラマって全然違うよね。


・驚異のゴリ押し

それはどうでもイイとして『ザ・マスク・ド・シンガー』である。それなりの頻度で「Amazon Prime Video」をご利用の方ならばお気付きかと思うが、最近の「ザ・マスク・ド・シンガー推し」はなかなかスゴイ。

TOPページを開けば『ザ・マスク・ド・シンガー』が表示され、戻っても『ザ・マスク・ド・シンガー』がアピールを続けている。番組を見始める前のCMも、当然のように『ザ・マスク・ド・シンガー』だ。

その『ザ・マスク・ド・シンガー』は「全世界50カ国が熱狂している音楽ライブエンターテインメントの日本版」とのこと。まずは以下で番組概要をご紹介しておこう。


「マスクを被った12名の有名人たちが最新の人気アニメ曲から往年の名曲まで豪華ラインナップを圧倒的なパフォーマンスで魅了します。その歌声やヒントを基に、マスクの中の有名人を推理することを楽しむ、新発想のエンターテインメント番組です。

番組のMCに大泉洋を迎え、パネリストのMIYAVI・Perfume・水原希子・バカリズムら豪華キャストが、会場の観客とともに推理合戦を繰り広げます」


第1話を見た限り、番組内容はそのまんま。被り物で正体がわからないアーティストがパフォーマンスを繰り広げ、パネリストたちが推理を繰り広げるというもの。また1話では1人の正体が明かされた。

というか、紅白歌合戦のMCを務めた大泉洋さんを起用し、第1話のオープニングパフォーマンスではPerfumeの3人を踊らせちゃってるんだから、やはり『ザ・マスク・ド・シンガー』は金がかかっている。Amazon Prime Videoの本気コンテンツであることは疑いようがない。


で、で、で。


『ザ・マスク・ド・シンガー』を1話だけ見てみた率直な感想としては「こっちにもそれなりのテンションが必要」ということ。テンションは「ノリ」と置き換えてもイイ。以下で詳しく説明しよう。

・心構えが必要

先述のように『ザ・マスク・ド・シンガー』は海外番組の日本版である。要するにコテコテのエンターテインメント番組であり、大泉洋さんもパネリストたちも、そして観客たちも異常にテンションが高い。

例えば「シンガーのパフォーマンスに合わせてノリノリで踊る水原希子ちゃん」などは、あまり日本では見かけない光景だ。そんな様子に引っかからず、何なら一緒に踊れるくらいのテンションなら『ザ・マスク・ド・シンガー』は最高の番組であろう。

逆に言うと「とりあえず付けっ放し」や「ド素面(しらふ)」には向いていない番組のハズ。シャイな性格が多いとされる日本だけに「このテンションにどれだけの人が付いていけるのか?」と思わざるを得なかった。

・冷静厳禁

要するに『ザ・マスク・ド・シンガー』を楽しむコツは「日本の番組だと思わないこと」また「のめり込むほどテンションを上げておくこと」ではないだろうか? 酒の力を借りてもイイ。とにかく冷静に視聴するには向いていない番組だ。


ともあれ、個人的には「こういうノリノリな番組が増えるといいな」とも感じている。暗さや情緒は皆無、エンターテインメントに振り切った『ザ・マスク・ド・シンガー』は、テレビを含めこれまでに無かったコンテンツだ。海外っぽさは群を抜いている。

というわけで、もし『ザ・マスク・ド・シンガー』を視聴する際は「海外の番組だと思って」そして「それなりのテンションで」ご覧になるといいだろう。『ザ・マスク・ド・シンガー』は初回3話配信済み、以降毎週金曜20時より順次配信予定だ。

参考リンク:Amazon Prime Video「ザ・マスク・ド・シンガー」
執筆:P.K.サンジュン

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