あちぃーーーー。照り返す日光に、外すことができないマスク。地獄やん。首から掛ける扇風機でも買おうかなぁ……ってAmazonをのぞいていたところ、画期的な商品を発見してしまった。
それは、ツバに扇風機が埋め込まれている帽子である。送風しながら、日差しから顔も守れる一石二鳥なアイテム。もしかしたら、コロナ禍における夏の救世主になるかもしれない!?
・FAN推し
私(ひらじ)が購入した商品は、Tivyanlimの扇風機付きキャップで価格は税込1400円。段ボールではなく、銀色ビニールによるラフな梱包で送られてきた。送付元を見る限り、中国のメーカーらしい。
機器的な部分もあるんだし、ダンボールに入れて欲しかったなぁ……なんて不満を感じつつも開封してみることに。
同梱品は帽子と充電用のUSBケーブル。説明書がないあたり、扇風機はオマケだからね! と言わんばかりだが、その割に大きく主張された「FAN」のロゴ。和訳すると「扇風機」。直球すぎるロゴは自信の表れとお見受けした。
どれどれ、被ってみよう……
え?
ツバ長すぎない?
扇風機が仕込まれているから仕方ないのだが、それにしても長い。裏を返せば、長さのぶん日差しから守ってくれるとも言えるだろうか……。
・扇風機の実力
お次に風力の確認をしてみよう。扇風機にはスイッチが付いており、2段階の風力調整ができるぞ。扇風機を顔の方に傾けて、最大出力でスイッチON!
びぃぃぃぃぃーーーーーーん!
お! なかなかの風力。しっかりと顔全体が涼しい。クーラーをつけた室内だと寒いくらいである。でも……モーター音と振動がスゴイ……。帽子なので、頭がい骨から脳に伝わってくる。これは少々キツイが、炎天下の暑さをしのげるなら我慢するしかあるまい。
・近所を歩いてみた
この日の東京は最高気温31度。さて、外を散歩してこよう。
……
……
……
あ、あれ、微風。
室内での勢いはどこへ? 炎天下の野外に移動したところ、一気に風を感じなくなってしまった。マスクを外してもあまり変わらず。で、また室内に戻ると強風に! な、なぜ!?
理由については分からないが、この帽子に限ったことではないのかもしれない。というのも、涼しい系グッズの記事を見たところ、マスクに取り付ける「マスクエアーファン」も野外における戦闘能力は低いらしい。
気圧、湿度などの要素も絡んでくるのだろうが、「帽子+扇風機」や「マスク+扇風機」などのプラスアルファになると、猛暑では厳しいのかも。
・この帽子の使い道
暑さ対策としては喜べない結果となってしまったが、まぁ1400円だしな。ちょっぴりツバが長めの奇抜な帽子を買ったと思って愛用している。
少し中二病な感じもするけど、悪く……ないよね?(自信なし)
参考リンク:Amazon「Tivyanlim 扇風機付きキャップ」
執筆:hirazi(ひらじ)
Photo:RocketNews24.
▼試しに扇風機を上に向けてみたが意味がなかった。