よくわからないけどテンションの上がるワードって誰にでもあるだろう。先日、文具や画材を日本一安く売るお店「世界堂」で……『メタリックスーパーボールをつくろう』という商品を見つけて即買いしてしまった。メタリックスーパーボールという言葉にやられたのだ。

どうやら「ピカピカに輝くボールがつくれる!!」らしい……マジかよ。しかも、レジに持って行ったら「20パー割引で572円になります」と店員さん。おいウソだろ。手頃な価格でメタリックスーパーボールを手に入れてしまった。よくわからないけど、作ってみるぞ!

・メタリックスーパーボール

泥だんごをツヤッツヤになるまで磨いた小学生時代。本気で磨いたらマジでピカピカに輝いて見えた。宝物だった。だからオッサンになった今でも「メタリックスーパーボール」なんて言葉を見たらテンションが上がってしまう。なんかめっちゃカッコイイ! となるのだ。

もし商品名が「光り輝く金の玉」とか「金の玉をつくろう」なら買わなかった。カタカナだからイケてるのだ。メタリックスーパーボール……対象年齢は8才以上とのことだが、泥だんごに熱中したあの頃のように、ピカピカに仕上げたい。


それでは開封する……!

箱の中身は、スーパーボールと接着剤、スポンジ、メタリックパウダーのみ。紙コップ2個と竹串、新聞紙、セロテープを準備して作っていくぞ。


・作ってみた

まずは、パッケージをハサミで切ってトレーを作る。

つづいて新聞紙に紙コップを置いてセロテープで固定。コップの底に竹串で穴を開けておく。あとでボールを乾かす際に使うぞ。

スーパーボールは洗剤で洗って油分を取り除いてから、竹串を芯の継ぎ目に刺しておく。んで、もう1個の紙コップに接着剤を入れて、ボールにまんべんなくつけたら……

接着剤が透明になるまで、新聞紙の上の紙コップに刺して乾かす。

おっ、20分も経たずに透明になったぞ。

接着剤が透明になったら、スポンジにメタリックパウダーをつけて、ボールにこすりつける。

全体にパウダーがついたらスポンジで余分なパウダーを落として、竹串を抜いたら……


メタリックスーパーボールの完成だ。


う、美しい。まるで満月のようだ。神々しい美しさと優しさ、そして力強さも感じる。大宇宙の神秘に迫るビジュアルと言っていいだろう。もちろん泥だんごを磨いた当時の記憶もよみがえる。まさか将来、ゴールドボールを磨く大人になるなんて当時は想像できなかった。


ちなみに、パッケージ背面の「ボール用台座」を組み立てれば、ボールを飾ることが可能。

デスクに飾ってみると……

死ぬほど運気がアップしそう。詳しくはわからないが、風水的にもメタリックスーパーボールは良い気がする。成功者のデスクにも似たようなオブジェが飾ってあるはずだ。負のエネルギーは浄化され、プラスのエネルギーが集まりそう。集中力も高まりそうな予感!

というわけで、『メタリックスーパーボールをつくろう』は作って飾って……それでもう終了なのだが、ボールを磨きたい、ピカピカ輝かせたいという欲は十分に満たせるだろう。金色はどう考えたって縁起が良いし、作り終えた後の達成感はMAX。うむ、いい買い物でした!


参考リンク:クツワ「メタリックスーパーボール 金」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.