2021年4月21日から、全国の一部を除くマクドナルドにて期間限定で販売が始まった「マックシェイク ミルキーのままの味」と「ワッフルコーン いちごミルキーのままの味」。今年で発売70周年を迎えたミルキーと、マクドナルドによる初めてのコラボ商品とのこと。

マクドナルドのHPでは「不二家お墨付きの味」とされており、自信のほどをうかがわせる。もっとも他社製品とコラボしたマックの商品は毎回ハイクオリティ。今回も味については期待しかない。が、それでもやはり本家と比べてみたくなるのはきっと筆者だけではない……と思うのだ。

・ミルキー

ご存じの方も多いと思うが、全国にある不二家の店舗には、ミルキー味のソフトクリームやシェイクを販売しているところが存在する。今回マックシェイクと比べてみるのはそれらの商品。ということで、不二家とマックにてそれぞれの商品をゲット。


左から順に紹介しよう。まずは「ミルキーソフトクリーム(Sサイズ税込み190円)」。ワッフルコーンも選択できるが、持ち運びや記事のための撮影の事情で、カップを選択した。隣が「ミルキーシェイク(税込み380円)」。こちらは不二家公式のミルキー味のシェイクで、デフォルトでコーヒーゼリーが入っているのが特徴だ。値段については参考までに。店舗によって違う可能性もある点をご了承いただきたい。

お次は「ワッフルコーン いちごミルキーのままの味(税込み250円)」。今回登場した、注目のマック版ミルキーソフトクリームとでも言えそうな一品。そして最後は「マックシェイク ミルキーのままの味(Sサイズ税込み120円)」。これら4種を、それぞれ食べ・飲み比べて違いを探ろうというのが今回の趣旨。


・結果は

事前の筆者の予想では、判別が困難なほど同じ味……というもの。シェイクについては本家がコーヒーゼリー入りではあるが、それとて相応の違いを産むだけだろうと考えていた。つまり、ミルキー部分については ほとんど同じじゃないかと。ということでそれぞれ食してみたところ……


全然違う!


誤解無きよう先に書いておくが、これは決してマックがミルキー味の再現に失敗していたわけではない。ミルキー部分についてはかなりの最限度だった。そう、ミルキー部分については。が、マック側はワッフルコーンとシェイクに共通で、ある要素があり、それが決定的な違いを生みだしていたのだ。


・練乳

ある要素とは、ズバリ練乳。ここからは順を追って説明しよう。筆者が最初にテイスティングしたのは、本家の「ミルキーソフトクリーム」だった。マックに合わせてトッピングはストロベリーをチョイス。こちらを食べつつ……


交互にマックの「ワッフルコーン いちごミルキーのままの味」も食べてみる。


双方ともに、ストロベリーのフレーバーは表面のトッピング部分がメインだと感じられた。内部は純粋なミルキー味のソフトクリームとなっているようだ。また、本家がストロベリーのソースに対し、マックはストロベリー味のコーンクラッシュという違いはあれど、ストロベリー感そのものも似たようなものだった。

肝心のマックによるミルキー味の再現度について知るには一口で十分。ほとんどパーフェクトに再現している。ほぼ同じ味だ。さすがは世界のマック。ミルキーのままの味だ。そう思って食べ進めていた最中に異変は起きた。

おや、味が……変わったぞ? ワッフルコーンのソフトクリーム部分をスプーンで食べ進めていた筆者。半ばを過ぎたあたりで、急に味が変わったのだ。今一度ソフトクリームをよく見てみると、異変の理由は一瞬で明らかに。


_人人人人_
> 練乳 <
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ミルキーどころではないガチな練乳が突如として現れたのだ。そして、底の方に近づくにつれ、その度合いは増していく。ただでさえも甘いミルキーが、高濃度な練乳でより甘さと粘度を増していく……ッ! 最後の一口に至ってはほぼ練乳!! 対する本家はミルキーのままフィニッシュ!!!


マック版が、底の方に行くにつれ練乳度が高まっていたのは仕様なのか、それとも単に練乳がソフトクリームを押しのけて沈殿し、そのようになっていただけなのかは不明だ。この日は夏日で、ソフトクリームはそれなりに溶けかかっていたし、あり得ない話ではないと思う。確かなのは、練乳の分だけマック版の方がネットリ濃厚で甘いという事だ。


・シェイクも

次はシェイクを試してみよう。本家のシェイクはコーヒーゼリーのほのかなビター感によって甘さが控えめになっており


対するマック版は果てしなくプレーン。


しかし、本家のコーヒーゼリーの無い部分のミルキーフレーバーと、マック版シェイクのミルキーフレーバーはほぼ同じ! さすがは世界のマック。ミルキーのままの味だ。そう思ってマック版を飲み進めていると……


_人人人人_
> 練乳 <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄


今度は3口目くらいでやってきた。ストローが最初から底までブッ刺さっているせいだろう。試しに表層の純白なミルキー部分を吸ってみたが、そこはピュアなミルキーフレーバーだった。しかし、底の方を吸うと、圧倒的な練乳濃度が脳を痺れさせる

ミルキーは水飴と練乳の合わさったもの。ゆえに元からほとんど練乳のようなものと言えなくもない。しかしピュアな練乳とミルキーの味は別物だろう。この点は、きっと皆さんにも共感いただけることと思う。

マック版はワッフルコーンもシェイクも、共に表層こそパーフェクトにミルキーでありつつも、底の方は脱ミルキーしてほぼ練乳という結果が。両者を食べ比べた感想としては、マックはひたすらに練乳濃度を加速させて甘さの果てまでブッ飛び、本家はピュアにミルキーを維持しつつも時には甘さ控えめ(シェイクにコーヒーゼリーを入れるという采配も含めて)という感じか。

なお、マックのミルキーコラボメニューは6月上旬まで、朝マック以外の時間帯に販売される。当初の予想を超える本家との違いが確認されこそしたが、練乳が大好きな人にとって、今回のマック版ミルキーはきっとテンションがブチ上がる仕上がりと言えるかもしれない。練乳好きはマックに走れ!

参考リンク:マクドナルド不二家
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.