先日、日暮里の繊維街に行く用事があったのだが、日暮里といえば駅東口を出て左手スグの台湾料理店も気になる……ということで、ランチタイムにチラッとお店をのぞいてみることにした。お店の名前は「京の華」。いつも賑わっている人気店だ。
口コミ評価も上々で、系列店「京の華 別邸」も同じく駅チカに店を構えている。日暮里エリアで勢力を拡大している有名店だから、機会があれば行ってみたいなァ~なんて思いつつ……いきなりチャンス到来。しかも13時過ぎで店内も落ち着いている。よし、入ってみっか!
・京の華
くり返しになるが、今回訪れたのは駅前通り(ルートにっぽり)沿いにある「京の華」。目印となるのは、ド派手な黄色い看板だ。どうやら手打拉麺、焼小籠包が名物らしい。なかなか見かけないけど「焼小籠包」というワードはかなり魅力的。一気に “焼小籠包気分” になる。
てことで、焼小籠包モードで入店。こちら通常11時から24時までの通し営業のため、ピークの時間帯を少しずらすことでスンナリ入れるらしい。混雑時は焼小籠包を作るのに15分ほどかかるそうなので、時間に余裕のある方は、空いている時間帯を狙うべし!
・汁なし担々麵と焼小籠包
さてさて、メニューを眺めていたら、またもや魅力的なワードを発見。ちょっとベタかもしれないけど「汁なし担々麵(968円)」というワードにも弱いのだ私は。なんなら焼小籠包(4個616円)とバチバチやり合えるレベル。つまりオーダーは決定、汁なし担々麵と焼小籠包お願いしますっ!
・正解だった
んで結果的に、この汁なし担々麵がヤバかった。最高にウマかったのだ。登場時のビジュアルこそインパクト弱め、すなわち、かなり素朴な印象であったものの、かき混ぜたら……パーフェクトな姿に変身。強い、間違いなく強いぞこいつは。
主役を務めるのはもちろん、店頭でバッタンバッタン激しく打たれていた麺。表面はツルツルで、コシの強さやもちもち食感を存分に楽しむことができる。マジでうんめえええっ! ヤミツキ必至、中毒性抜群、とにかくそういう美味しさである。
ちなみに辛さは控え目なので、辛いのが苦手な女性、お子さんもきっと食べられるだろう。たぶんね。逆に刺激が欲しい方は物足りないかも……でも、本場台湾が感じられる味だから、メニュー選びに悩んだらGOでいい。まあ担々麺以外も「本場台湾を感じる味」なんですけど。
そう、看板メニュー「焼小籠包」も文句なしにウマかったのだ。もっちりした皮がカリッと焼きあげてあって、中には熱々の肉汁スープがたっぷり。気をつけて食べないとヤケドしそう。あっさりしているけどボリューミー、食べ応え十分で腹一杯である。
駅前で大衆食堂のような入りやすい雰囲気を出しつつも、味はしっかり本格的。日暮里の「京の華」は気軽にランチを食べたい時も、勝負で使いたい時もバッチリ期待に応えてくれるはずだ。かなり使い勝手は良いので、興味のある方はぜひとも覚えておいてくれたまえ!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 京の華
住所 東京都荒川区西日暮里2丁目22-1 ステーションプラザタワー105
時間 11時~24時
休日 無休
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.