みんな大好き無印良品。雑貨・家電・アパレル……などなど、シンプルかつ高品質な商品がズラリと並ぶ中、やはり手が伸びやすいのは「食料品」ではないだろうか? レジの真横にあるナッツとか、ついつい買っちゃうもんね!
そんな無印良品の食料品のエース的存在が「バウムクーヘン」である。バナナバウムを筆頭にメチャメチャ多くの種類が取り扱われているが、果たして本当の “買い” はどれなのだろうか? お店にあった22種類を全て食べてみたのでご報告しよう。
・無限バウム
ちょっと変な言い方になるが、ことバウムクーヘンに関して無印は、節操がないほど多くの種類を販売している。別の言い方をするならば「泳ぐことをやめたら死ぬサメレベル」と評してもイイ。とにかく訪れるたび微妙にラインナップが変わっているのだ。
レギュラー商品を軸に季節ごとのフレーバーが加わり、またいつの間にかレギュラー商品が増えている無限バウム。正直これだけの種類があると、どれを買うべきなのか迷ってしまう人も多いことだろう。
そこで今回は店頭で見つけた22種類を購入し、1つ1つ食べ比べてみることにした。22種類全てをランキングしても良かったのだが、それをやると下位が悲惨なことになり大人げないので、今回はTOP5をお届けする。なお、ジャッジした22種類は以下の通りだ。
・ ミルクバウム
・ レモンバウム
・ さつまいもバウム
・ 黒糖バウム
・ コーヒーバウム
・ きなこバウム
・ バターバウム
・ チャイバウム
・ いちごバウム
・ 紫いもバウム
・ メープルバウム
・ ほうじ茶バウム
・ アイシングレモンバウム
・ ホワイトチョコがけ紅茶バウム
・ 宇治抹茶バウム
・ 塩キャラメルバウム
・ チーズバウム
・ ジンジャーバウム
・ 紅茶バウム
・ チョコがけオレンジバウム
・ ホワイトチョコがけいちごバウム
・ チョコがけバナナバウム
・ バナナバウム
また、ド定番の「バナナバウム」に関しては非の打ち所がないため “殿堂入り” 扱いとさせていただく。究極的なことをいえば、迷ったらとりあえず「バナナバウム」を買っておけば間違いはない。
さて、22種類のバウムクーヘンを試食した結果、私、P.K.サンジュンが「これは!」と感じたのは全部で5つ。ひたすらバウムクーヘンを食べ続ける性質上、ほのかな風味よりハッキリした風味の方が記憶に残りやすかったことを考慮しつつご覧いただければ幸いだ。
・5位: 宇治抹茶バウム
鮮やかな緑色のバウムクーヘン。「どうせ色だけなんでしょ?」と思いきや、香りも味もしっかりと抹茶の風味が生きていた。これはお茶系バウム全般に言えることだが、無印のお茶系バウムはかなり風味がしっかりしている。大変おいしゅうございました。
・4位: ほうじ茶バウム
こちらも5位の「抹茶バウム」同様、鮮烈レベルの ほうじ茶の香りが好印象。決して「ほうじ茶風味」ではなく、ガッツリと「ほうじ茶」である。ほうじ茶が苦手でなければかなりオススメ。
・3位: チョコがけオレンジバウム
やや卑怯な感じもするが、やはりオレンジとチョコレートの相性は最高。実は「チョコがけバウム」はあまり評価していないのだが、こちらの商品に関しては文句が無かった。チョコがけ系の中では圧倒的No.1。
・2位: 塩キャラメルバウム
ただの「キャラメル」ではなく「塩キャラメル」というところがポイントで、実際にしっかりと塩分が効いている。キャラメルのほろ苦い風味と甘さが、塩気と上手く調和しているところが素晴らしい。たぶん誰が食べても美味しいと言うであろう完成度の高いバウムクーヘンだ。
・1位: チャイバウム
見事第1位に輝いたのは、こちらもお茶系バウムクーヘンのチャイバウム。シナモンやカルダモンなどのスパイスが容赦なく効いているため、かなり個性的な味わいではあるが、ドハマりする人もいるハズ。苦手な人もいそうだが、独創性を評価して栄光の第1位。
22種類のバウムクーヘンを食べて悟ったことは「お茶系バウムにハズレなし」ということ。TOP5には食い込まなかったが「紅茶バウム」もなかなか良かった。その他「黒糖バウム」「きなこバウム」「さつまいもバウム」あたりもオススメだ。
というわけで、もし無印で「どのバウムクーヘンにしよう……?」と迷ったら「バナナバウム」か「お茶系バウム」を推奨したい。ちなみに「コーヒーバウム」はコーヒーと食べたらダメだぞ。あたり前だけどコーヒーの風味が一切しないからな!
参考リンク:無印良品
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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