
上海や台湾に行ったなら絶対に食べておきたいグルメのひとつ、小籠包(ショーロンポー)。薄皮の中にスープいっぱい、そしてプリプリのお肉。……たまらんです!
日本でもコンビニの冷凍食品で見かけることが多いが、やっぱり本場のとは違うんだよなぁ。専門店がある地域も限られていて、いつでも行けるわけではないし……だが諦めることなかれ! 小籠包は、おうちでも作れる!! しかも、やり方次第で餃子を作るより簡単なのだ。
・オッサンに教えてもらった「スープひたひた小籠包の秘密」
小籠包のふるさとと言えば、上海。観光地・豫園の「南翔小籠包」が有名だが、そこらへんの庶民的な店でもかなり美味しいものが安く食べられる。私は南翔のほかは吴淞路の店、愚园路の店がお気に入りでよく通っていた。
さて愚园路の店は、店というより小屋。客は小屋の中で食べ、オッサンが勝手口の外で作っているスタイルだった。調理の様子も丸見えで、ある日、オッサンが仕込みをしているのを見ていたところ、ドリルを使って何かを砕いていたのだ。「何してるの?」と聞いてみたところ
オッサン「皮冻(ピードン)だよ。これがあってはじめてスープたっぷりの小籠包になるんだよ」
「皮冻」とは簡単に言うと豚の皮から作ったゼリー状の「煮凝り」のことだ。これがスープの素ということは……
「肉に煮凝りを混ぜる → 蒸す → 煮凝りが溶ける → スープになる」
なるほど、そういうことだったのか!! それまであのスープは肉汁か何かかと思っていたので目からウロコであった。ん? 豚皮から作るゼリー状のものと言えば、身近なところにもあるではないか。
ゼラチン!
ゼラチンを使えば家でも「スープひたひた小籠包」が作れるはず。ということで、試行錯誤した結果、以下の配合だと簡単に現地風の味が作れることが判明したぞ。
【材料】約30個分
・餃子の皮:30枚
・豚ミンチ:150グラム
・干し椎茸:6枚
・干し椎茸の戻し汁+水:200cc
・中華スープの素:小さじ1
・粉ゼラチン:5g
・オイスターソース:小さじ1/2
・砂糖:小さじ1/2
・コショウ:小さじ1/2
・塩:少々
・水:適量
なお、中華スープの素とゼラチンは「干し椎茸の戻し汁+水:200cc」に混ぜて使うものだ。メーカーによって、200ccに対する適切な量が異なるので上記の量を目安に箱の注意書きも見て加減してください。
【作り方】
1.干し椎茸を戻し、みじん切りにする。
2.干し椎茸の戻し汁+水を合計200ccになるように調整し、中華スープの素とゼラチンを入れて冷やし固める。今回は創味シャンタンを使用したぞ!
3.ボウルに豚肉と水を入れて混ぜる。粘り気が出たら、干し椎茸、オイスターソース、砂糖、コショウ、塩を入れてさらに混ぜよう。
4.2のゼリーをみじん切りにし、3と混ぜる。これで中身は完成だ!
5.4の餡(あん)を餃子の皮で包み、5~10分ほど蒸す。
──以上である!
・ぶっちゃけ餃子より簡単
蒸し上がった小籠包は、ぷっくり膨らんで中のスープが透けてキラキラ。思わず「一闪一闪亮晶晶~♪(きーらきら光る~♪)」と、口ずさみたくなるくらいだ。
そしてお味はというと……ハオチィィィィッ!! スープだばァ~ッ! 肉にも干し椎茸とオイスターソースの旨味がギュッとつまっている。
ベーシックに黒酢につけて食べてよし、ラー油でもよし、台湾風に白酢&きざみショウガでいただいても良い。ううむ、何をかけてもウマイ!
ゼリーを作るのに少し時間がかかるが、正直、この作り方だと小籠包の方が餃子よりずっと簡単だ。だって餃子って、キャベツや白菜の水切りが超メンドクサイんだもの……。「どっちか作って!」と言われたら、断然、小籠包を選ぶ!
上記の材料だけでも小籠包の要件はしっかりと満たしているが、カニやタマネギなど他の具材を入れると味により深みが増すだろう。見た目のわりに簡単なので、小籠包好きの人にはぜひチャレンジしてみてほしい。
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
★こちらもどうぞ→『沢井メグのリアル中華 / 現地日本人にも超絶愛されているのに、なぜかイマイチ日本でメジャーでない中国料理』シリーズ
▼包んでいる様子。「▽」で再生されるよ! 左手で持った皮を回転させながら、右手で折っていくと包みやすいよ!
▼ビフォー
▼アフター!
▼簡単なのでよく作ってるよ! ゼリーさえ作ってしまえば6割は完成したようなものです
沢井メグ














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