近年は海外へも進出し、冗談ではなく “世界” レベルのチェーン店に成長した『世界の山ちゃん』。うっかり忘れそうになるが、山ちゃんの本拠地は愛知県・名古屋市である。東京と味は同じなんだけど、やっぱ名古屋へ来たら山ちゃんの手羽先が食べたくなるよね〜!

ってことで名古屋市内に到着した私は、さっそくGoogleマップで「世界の山ちゃん」を検索。すると……え? 『世界のやむちゃん』っていう店が表示されたんだけど……

まさか……パクリ!?

・今すぐパトロール

以前の記事でもお伝えしたように、Googleマップは時おり “似て非なる店” を表示することがある。仮に『世界のやむちゃん』が実在しているとすれば、『世界の山ちゃん』をパクった可能性が高いと言えるだろう……さっそく現場へ急行だーッ!


マジで実在していたァーーーッ!!!!


実は『世界のやむちゃん』は『世界の山ちゃん』の系列店。多くの読者がお気づきのとおり、ヤムチャ(飲茶)が食べられるお店なのだった。現在のところ名古屋市内に2店舗を展開するのみで、興味のある人は名古屋へ来るしかなさそうだ。(※ 今回訪れたのは『錦本町通り』店)


階段を登ると、そこには “いかにも日本人がイメージする中華圏” な空間が広がっていた。ヤムチャは中国の南部や香港・マカオ周辺地域の食文化であるが、どの国をイメージした内装なのかは判別できない。

よく見ると台湾フードも多いことから、ガチガチのヤムチャではなく “多国籍ヤムチャ” って感じなのかもしれん。

それにしても……この店、メニューの種類がハンパない。初心者はおとなしくランチメニューを注文するのが無難だろう。

お店の方にたずねたところ、人気は小籠包のランチ。『焼き小籠包ランチ』(税込1850円)を注文すると、ほどなくしてポット入りのお茶が運ばれてきた。

ヤムチャ(飲茶)は食べ物の名前ではなく、「茶を飲みながら点心を食べる」という行為そのものを指す言葉。ゆっくりお茶を飲む機会など滅多にないからして、心して味わいたい。



・幻のアレ

なお、数ある『やむちゃん』のメニューの中で、1つだけ「絶対に食べておかなくてはならない」と感じるものがあった。

その名もズバリ『幻の名古屋餃子』(5コ税込470円)。山ちゃんの看板メニュー『幻の手羽先』のセルフ・オマージュであると推測される。

皿にブチまけられたコショウをひと舐めすれば、目を閉じていても「あ、名古屋の味」と分かるだろう。このダイナミックなコショウ使い、名古屋人にしかできない芸当だ。

ちなみに餃子自体の味は普通。「餃子にコショウをふって食べる派」には必食の一皿である。

ややあってメインの焼き小籠包も運ばれてきた。

ジューシーで肉肉しいタイプのヤツ!

とかやってたら小皿がジャンジャン運ばれてきて、なんだかリッチな気持ちになってきたぞ。焼き小籠包ランチのセットは坦々麺に小鉢6つ(ザーサイ、白身魚、蒸し野菜、よだれ鶏、どて煮風の串刺し肉、デザート)。どれも上品でおいしい。

デザートの『愛玉子(オーギョーチ)』は人気の台湾スイーツとのこと。

愛玉子を使ったドリンクも気になるが、キリがないのでまた次回にとっておくか。

品数の割に量は少なめで、これが普通の中華料理屋なら私はライスを追加していたかもしれない。しかし窓の向こうの業務用スーパー『シモジマ』を眺めつつ、の〜んびり中国茶をすすっていたらお腹も心もいっぱいになってきた。これがヤムチャの真髄、なのかもしれんなぁ。

『世界のやむちゃん』は今回訪れた錦本町通り店のほか、近くに名古屋栄店も営業中。名古屋を訪れたら興味本位で入店してみるのも大いにアリ!

参考リンク:世界の山ちゃん
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

▼小籠包がジューシーすぎた結果

▼坦々麺は濃厚な味噌味。これも名古屋風なのだろうか?