ミスタードーナツと宇治茶専門店「祇園辻利」がコラボした「misdo meets 祇園辻利」に、第二弾が登場。全国のミスタードーナツにて、2021年4月9日から販売が開始された。

第二弾は「つや抹茶」ということで、公式HPによると「抹茶が艶めく、おいしい和素材との出会い」がテーマなもよう。いったいどんな仕上がりとなっているのか、さっそく全種食べてみたぞ!

・ふわもち宇治抹茶

今回新しく登場した商品は全7品。内訳は、「ふわもち宇治抹茶」と名付けられた宇治抹茶入り生地のドーナツが3品。そして、やはり生地に宇治抹茶を練りこんだ「ポン・デ・宇治抹茶」シリーズも3品。そしてパイが1品となっている。まずは「ふわもち宇治抹茶」系3品からいこう。

ツヤツヤしたビジュアルが目をひくのが「ふわもち宇治抹茶 黒みつ(税抜き180円)」。店内のポスターに写っているのもコイツだろう。ミスドのドーナツはビジュアル面での進化も素晴らしい。表面のテカリ具合が妙になまめかしく感じられるのは気のせいだろうか。


ツヤツヤの正体は、黒みつフィリングとのこと。生地の表面は茶色だが、抹茶が練り込まれているため断面は緑色。食べてみると、表面の宇治抹茶チョコのパリパリ感も相まって硬めな食感……かと思いきや、中は「ふわもち」の名に恥じないフワフワ感。甘さが控えめで食べやすい。


2品目は「ふわもち宇治抹茶 宇治抹茶&きなこホイップ(税抜き200円)」。こちらは表面がホワイトチョコでコーティングされており、中に きなこホイップと宇治抹茶ホイップが入っている。


この きなこホイップが面白い。きなこ感がスゴいのに、粉っぽさは皆無でしっかりとクリームしている。クリームなのにきなこ。地味に初めてな体験で、きなこクリームが全てを持って行った感が半端ない。きなこクリームだけじっくり食べてみたい

3品目は「ふわもち宇治抹茶 あずきもち(税込み200円)」だ。


外見はシンプルに宇治抹茶チョココーティングされただけに見えるが、中に もちフィリングとあずきが入っている。個人的に、一番しっかりと抹茶の味を感じたのはこれだった。餅とあずきの食感も楽しい。


・ポン・デ・宇治抹茶

お次は生地に宇治抹茶を練り込まれたポン・デ・リング系の「ポン・デ・宇治抹茶」シリーズ3品。最もシンプルなのは、「ポン・デ・ダブル宇治抹茶(税抜き160円)」だろうか。


主だったトッピングは表面の宇治抹茶チョコによるコーティングのみ。全7品のうちで最もシンプルかもしれない。宇治抹茶を練り込んだポン・デ・リング用のモチモチした生地もウマいので、いっそのこと表面のチョコも無いバージョンとかがあれば、生地の味に集中しやすくて嬉しかったかも。

続いては「ポン・デ・宇治抹茶 黒みつもち(税込み180円)」。


宇治抹茶入りモチモチ生地に、もちフィリングと宇治抹茶ホイップ、そして黒みつフィリングがサンドされている。


抹茶成分は他と比べてそこまで変わらないとは思うのだが、クリームや もちフィリングの影響だろうか。ドーナツ系の中では宇治抹茶感が最も希薄だったように感じた。甘くてウマい。

3品目は「ポン・デ・宇治抹茶 きなこホイップあずき(税抜き180円)」。


表面にまぶされた きなこシュガーが繊細なため、持ち帰り時にはダメージを与えないよう気を付けた方が良いかもしれない。中にサンドされている きなこホイップも相まって、きなこ感は全7品中で1番ぶっちぎっている。きなこ派はこれ一択だろう。あんことの相性も最高だ。


・パイ

最後は「宇治抹茶チョコ あずき白玉パイ(税抜き220円)」。パイ生地の一部が宇治抹茶チョコでコーティングされており……


中にはそこそこぎっしりと、あんこが詰まっていた。そして白玉が2個。パイ生地のサクサクと、白玉のモチモチ、そしてあんこのしっとり感によるコンビネーションが中々にグッド。見た目以上に食べ応えがあり、お腹にたまる。抹茶感はかなり希薄なので、白玉やあんこをパイ生地で楽しみたい方向けだろうか。


・全7品

ということで、全7品を一気に紹介してきたが、いかがだっただろう。個人的におススメなのは「ふわもち宇治抹茶 あずきもち(税込み200円)」と、「ポン・デ・宇治抹茶 きなこホイップあずき」の2種だろうか。

とはいえ、どれもかなりクオリティが高い仕上がりだ。全制覇こそがベストな選択と言っても過言では無いかも知れない。販売期間は5月中旬までで、順次販売を終了するとのことだ。

参考リンク:ミスタードーナツ
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
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