なんだかムシャクシャすることが多い今日このごろ。手っ取り早いストレス解消法は “好きなものを好きなだけ食べること” だろう。でも自分で作るのは面倒。お金もカロリーも高すぎはちょっと……かといって最近は外食もままならない状況。Yeah。

などと無意識のうちに韻を踏んでしまうほどムシャクシャしている人には “牛丼屋で鬼ほどトッピングする” という方法をオススメしたい。たった数百円で「かなり贅沢した気分」を味わうことができるから。とりあえず私が極限までムシャクシャした時に注文するヤツを見てくれ。

・トッピング天国

牛丼屋におけるネバネバトッピングといえば『生卵』『とろろ(山かけ)』『納豆』の3つが定番。これら3つは現在すき家、吉野家、松屋からなる大手牛丼チェーン全てで販売されているのだが、すき家だけがレギュラーで取り扱う “第4のネバ” の存在をご存知だろうか。


そう、『オクラ』である。


すき家は『かつぶしオクラ牛丼』を堂々とレギュラーメニューに掲げているなど、ネバネバに対する意識がズバ抜けて高い牛丼屋として知られるのだ。『わさび山かけ牛丼』までレギュラー化している点はさすがと言うほかない。

そういうワケで生粋のネバ好きライターの私は、数ある牛丼チェーンの中でもすき家をよく利用している。通常時であれば『生卵+オクラ』か『生卵+とろろ』、ややイライラ状態なら4種類ぜんぶ……といった具合に、気分によって調節するのだが……


・黄金比率を発表

さらに極限までムシャクシャした時、思い余って「生卵、オクラ、とろろ、納豆を全部10個ずつ」といったヤケクソな注文をしてしまったことがある。もちろん牛丼は特盛りだ。が、これはさすがに多すぎた

ヤケクソで注文した牛丼を残した時、人は激しい自己嫌悪に陥るもの。何でも大量にトッピングすればいいってもんではない。でも、ある程度は豪勢にいきたい。私は研究を重ね、ついに個人的ベスト比率を導き出したぞ……こちらになります、ジャン!

・牛丼(小)
・オクラ ×4
・とろろ ×3
・生卵 ×2
・納豆 ×1

上記の量なら無理なく食べ切ることができ、かつ「かなり豪勢」という雰囲気も味わうことが可能だ。ちなみにすき家ではトッピングごとに『かつおぶし』や『だししょうゆ』なとがセットで付いてくるが、全部使うと濃すぎるし不健康なので注意してほしい。

トッピングの手順は、まず納豆を力の限り混ぜる。納豆は満腹感が強いから1パックにとどめるのが賢明。

そして牛丼(小)はあらかじめ具を端に寄せておく。この時、ごはん部分にとろろを投入し、米と米の隙間を埋めるのがポイント。あとは思うままにトッピングを乗せれば……


『ネバネバネバネバ丼』の完成だ!


・こぼれても気にするな

あまりにも美しいネバネバの山をしばし見つめ、視覚的に満たされたらさっそく食うべし。大量トッピングでギチギチ状態の丼。思わず「どうやって食べるの?」と考え込んでしまう人もいるかもしれないが、ここは細かいことを気にせず豪快に山を崩してほしい。

言い忘れたが丼の下にはあらかじめ大きめの皿を敷いておいてくれ!


・ネバネバ好きにはたまらない

牛丼の主役はあくまでも牛丼。今回お伝えした比率であれば、うっかりトッピングがメインになることはなく、最後まで『牛丼』として食べ切ることがギリ可能だ。

また、すき家はネバネバ以外のトッピングも他を圧倒する充実ぶりである。ネバネバ好きでない人も、要するに好きなヤツを乗せまくっちゃってほしい。きっと予想を超える満足感が得られるはずだ。

こんな贅沢気分がたったの税込1410円で味わえてしまうとは、今さらだけど牛丼屋って神だな! みんなもムシャクシャした時は、欲望のままにオリジナル丼を作ってみちゃってくれよな!

参考リンク:すき家メニュー
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

▼通常のネバネバトッピングの場合、米が一瞬で卵を吸収してしまうから少しずつ入れるのがオススメ!