一蘭から “こだわりまくりのカップ麺” が出たらしい。一蘭としては史上初のカップ麺で、どうやら20年以上前から研究はスタートしていたそうだ。んで、よくわからないのが、こだわり過ぎた結果「具材はナシ」で勝負しているという。ほほう、正気かよ。

しかも、ライバルは「お店の一蘭」とのこと。具材ナシのカップ麺が調子に乗ってんじゃねえぞ……とは思いつつも、ここは一蘭ファンがきっちりジャッジしておく必要があるだろう。というわけで、買ってみた。

・一蘭カップ麺

長年の開発期間を経て、いよいよ登場した一蘭のカップ麺。聞くところによると、だいぶ昔から商品化の構想はあったものの、満足のいく味わいのカップ麺を作ることはどうしても困難だったという。とはいえ「完成まで20年」はえぐいな。

ちなみに、一蘭特製「赤い秘伝のたれ」は、社内で4人しか作り方を知らないらしい。そんなレジェンド中のレジェンドたちが、今回なんと力を合わせて「カップ麺」のためだけに唐辛子を特別調合したそうだ……おいマジかよ。映画化できそうなエピソードじゃねえか。

気になる値段は490円……ぶっちゃけ高い。ただ、コストからではなく味から開発をしたということだろう。これがマジで美味しければ、手軽に持ち運べる「一蘭」となる。期待は大、さっそく作ってみるぞ。

熱湯を注いで4分、2種類のスープ(粉末・液体)と秘伝のたれを入れたら完成。スープについては、いわゆる粉末は舌で感じることができるが鼻に残らないのが特徴。一方、液体スープで「とろみ」を表現するのは難しいと言われている。だからダブルなのだ。

とりあえずスープから……ズズッ。ああ、たしかに一蘭のスープ。とんこつの旨味を感じつつも特有の臭みはなし。でもって、なめらかな口当たりで、秘伝のたれ効果で旨味と辛味をしっかり感じられるな。なんなら、麺のほぐれ具合も一蘭そのもの。再限度はかなり高い。

てか今さらだけど、熱湯2分くらいでフタを開けて、麺を「バリカタ」にすれば良かった。あ、あと「味集中カウンター」も自作すべきだったな……雰囲気は大事。

とか思いながら、今度は麺をすする。うむ、一蘭……に限りなく近い。くり返しになるが、カップ麺としての完成度はかなり高いのだ。福岡特有の “パサパサ感” はなく、ちゃんと一蘭らしい歯ごたえや、しっとり感もあり、生麺のような食感を楽しむことができる。とても良いぞ。

ただ、お店がライバルになり得るかというと、さすがにならない。もちろん美味しいし、いざという時には活躍するだろう。実際、期待以上だったし大健闘……なのだが、そりゃあもちろん「お店」の方が好きだ。替え玉も食べたいしな。

・近所に一蘭がない方はぜひ

つまり何が言いたいのかというと、本商品をとくにオススメしたいのは「近所に一蘭がない」という方である。十分に魅力は伝わるはずだし、きっと店舗にも足を運びたくなるだろう。そしていつか本気の一蘭を味わってみてくれ。ビビるぞマジで。お店の約半額ならアリだろう。

参考リンク:一蘭公式通販「一蘭とんこつ」
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

▼十分に一蘭の良さが伝わるカップ麺であった