毎年価格、内容とも少しずつ変化を続けているサブウェイの福袋。過去には特定の商品と交換できるチケットだったり、オリジナルグッズが複数同梱されていたりといろいろだ。
筆者のわかる昨年の例でいうと、購入金額を少し超えるクーポンと、ブランケットがついてきていた。どの商品でもOKのクーポンは使いやすいが、よほどブランケットが欲しい人でなければ……とコメントしたのだが、今年も同じ。
トートバッグが欲しい人はいいのだが、そうでないと……という感想。どういうことかご説明したい。
・サブウェイの福袋(税込2200円)
今年は一部店舗で取り扱い。オンライン予約などはなく、店頭で先着順に購入する形だった。税込2200円の1種類だ。昨年同様、外から中身がわかる透明ビニールでパックされていて、内容は以下のとおり。
・サブウェイオリジナルトートバッグ
・サブウェイチケット2000円相当(200円券 × 5枚つづり × 2セット)
・サブウェイオリジナルトートバッグ
A4ファイルが楽に入る、縦39cm × 横37cmの大判トートバッグ。コットンのキャンバス生地でしっかりした作り。シックなデザインなので人を選ばず、安っぽい感じもない。
企業のノベルティは、どうしても生地が薄かったりロゴがデカデカとのっていたりと、チープな感じがしてしまうものだけれど、今回のトートは人前でも十分に使用に耐えると思う! 昨年のブランケットもよかったが、個人的にはより利用価値のあるアイテムになったと好印象。
・サブウェイチケット2000円相当
どの商品でも使える200円引きチケットが10枚。1度の会計で何枚でも使えるので、実質金券のようなもの。ただし税抜価格からの割引なので、たとえば「お会計1000円になります」といわれたときにストレートに5枚使えるわけではない。そういった意味では現金とまったく同じ扱いではなく、あくまで「割引券」だ。
有効期限は2021年3月31日まで。発行店舗でのみ有効だ。
・お得かどうか
さて、今年の購入価格は税込2200円。サブウェイは年によって価格も内容も異なるので、税込1980円だった去年に比べて単純に値上げとはいえない。けれどチケットは同じく2000円相当。
実はさっそくチケットを使おうとして気づいたことがある。そのとき筆者は税抜780円の商品をテイクアウトしようとしていた。合計800円を超えたのでチケットを4枚出したら「使えるのは税抜分です」とのことで、結果的にチケット3枚(600円引き)を使った。
残った180円に8%の税金がつき、支払ったのは194円。たしかに安くなったのだが、この理屈でいくと……
税抜2000円の商品を、税率8%でテイクアウトした場合、現金で支払うのは2160円。同じ商品をチケット利用で手に入れる場合、10枚を使って支払いゼロ。でも福袋は2200円で買っているから、逆転現象が……!
もちろんトートバッグは手元に残るから、損はしていない。損はしていないが、トートバッグいらない、という人にとっては意義がまったくなくなってしまう。
正月から「得だ」「損だ」と論ずること自体あさましいのだが、「もう一声!」というのが正直な感想である。あと1枚でいいから「チケットを増やす」、あるいはノベルティを「これ目的で買う!」というくらい充実の内容にする、そのどちらかに期待したいなぁ。みなさんはいかがお考えだろうか。
Report:冨樫さや
Photo:RocketNews24.
こちらもどうぞ! → 「2021年福袋特集」
▼これまでに公開された2021福袋記事へのリンク集はこちら