天下一品といえば、こってりスープでお馴染みのラーメン店である。あの濃厚な味は1度口にすると忘れることができない、脳裏に刻印されるような強烈なインパクトがある。もっと濃くてもイイ! そうお考えの “天一ラバー” の皆さんにお教えしたい! 東京・中野店限定で「追いスープ」が登場していた!! こってりを、よりこってりに! ありそうでなかった斬新すぎる新メニューがあらわれたのだ!!

・全国でここだけ!

東京・中野店は、2020年11月にオープンしたばかり。都内でもニラにんにくラーメンの販売を行っているのはここだけだ。どうやら、新メニューを提供する実験店舗に位置付けられているらしい。そうでなければ、全国でここだけ追いスープを投入するはずがない。


追いスープ(税込250円)は12月7日に提供がスタートしている。終了時期未定とのことだが、28日の段階ではまだ注文が可能だった。さて、そのメニューを見ると……。


やかんでスープが出てくるのかよ!?


ご飯にかけても美味いのかよ!?


よく考えたら、なぜ今までなかったんだ? と不思議になってくる。真に天一を愛する人は、ご飯にスープをかけて食べると聞いたことがある。ということは、突然思いついたものではなく、メニュー案自体は昔からあったはずだ。おそらく満を持して、提供を開始することになったのだろう、うん……。


・こってりの上乗せ!

今回注文したのは、煮卵ラーメン(並、税込900円)・キムチライス(半盛、240円)。それに追いスープだ。卓上にはラーメン丼とご飯茶碗。そしてやかんが並ぶことになった。


やかんの存在だけが妙に浮いているのは気のせいだろうか……。


まず通常のスープを確かめてみと、ドロリとしていて独特の “重さ” がある。コレだな、天一はやっぱりコレだ。丼ぶり内の視界はゼロ。もし仮に麺がうどんだったとしても、目視で麺の違いを確認することはできないだろう。味も安定の濃厚さで、舌の上にザラリと余韻の残るコクと旨味である。


これにさっそく追いスープ! こってりにさらにこってりを上乗せして、その向こう側を見てやるぞ!


スープの色は濃くなるのか? と思ったけど、液面が増えただけ。そりゃそうか、スープを継ぎ足しただけだもんな……。


味はたしかに濃厚になっている。出汁の旨味とコク、それに甘さが強くなっている。このままでは甘味が強く、味がぼんやりしているので、ラーメンたれで自分好みに味を調整して食べると良いだろう。


続いてキムチライスにも追いスープ!


その見た目はキムチを入れたシチューライスのように見える。このままチーズをのせて、オーブンで焼き目を付けても美味いかも。


こちらはキムチの辛味と酸味が甘さを引き立てて、ラーメンに追いスープするよりも良いかも! 辛味とこってりスープの相性は抜群だ。追いスープを頼む際には、白ご飯ではなくキムチライスを注文した方が良さそうだ。


まだ登場したばかりの追いスープ。今後、天一ラバーの間でアレンジメニューの材料として活躍しそうだ。とにかくこってり好きな人はチェックしてみてくれ!

・今回訪問した店舗の情報

店名 天下一品中野店
住所 東京都中野区新井1-9-3 グレースヒルTMY101
時間 11:00~翌3:00(12/31 11:00~19:00)
定休日 1月1日、2日

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24