男が背負う悲しき宿命・ハゲ。2年半前、M字ハゲのハゲしいオーバーラップに耐え切れず、私(中澤)が植毛手術したことは以前の記事でお伝えした通りだ。
術後は、月一くらいで担当医師に経過を見てもらっていたわけだが、その時、私は尋ねたことがある。「植毛部分を脱色しても大丈夫ですか?」と。すると医師はこう答えた。
担当医師「普通の髪と同じように扱って大丈夫だけど、脱色が髪にダメージを与えることは変わらないから、極力負担をかけない方が良いんじゃないかな」
──と。確かに、何もしなくてもハゲたわけだから、植毛部関係なく脱色はしないに越したことはないだろう。ネットで「植毛 脱色」や「植毛 金髪」で検索しても、実際に試したという記事はパッと見つからない。この広大なるネットの海で1つもヒットしないのである。
・心が燃えてしまった
だがしかし、私は出会ってしまった。煉獄杏寿郎に。劇場版『鬼滅の刃』に感動した私は、煉獄さんになりたくて仕方がなくなってしまったのだ。
煉獄さんと言えば、基本金髪で炎のように毛先が赤い。あの色をブリーチなしで再現するのは不可能だと思われる。そこで私は植毛箇所へのブリーチを決心した。植毛界のファーストペンギンになってやろうじゃないか。つまり、この身を持って検証する。心を燃やせ!
記事を読んだ人はご存知かと思うが、ブリーチは生え際までしっかりいった。もちろん、頭皮にもビリビリくる。しかも、1回では完全な金髪にならないため間髪入れずに2回ブリーチ。さらに根本にべったりカラーリング。ガチ脱色&染色だ。
・髪の毛は無事か
その出来栄えは以前の記事でお伝えした通りだが、今後植毛箇所がどうなっていくのかは誰にも分からない。理論上は大丈夫、しかし、試した人はおそらくほぼいないのである。あれから2カ月、私の生え際はどうなっているかと言うと……
今のところ大丈夫!
・生き残った
金髪の下から新しい黒い毛が伸びてきているのが確認できる。少なくとも、刺激で全部抜ける的なことは起こらず、とりあえず生き残ってはいるようだ。
とは言え、「ブリーチして大丈夫でしょうか?」と聞かれたら私もオススメはしないだろう。なにせ、我々は何もしなくてもハゲていたのだから。長い友と書いて髪。友達と長く付き合えるようにいたわろう。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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