今さら申し上げるまでもなく、コストコの商品はどれも安い。中でも「ディナーロール」や「さくらどり」あたりは “コスパ最強” の呼び声も高い超人気商品であるが、もしかしたら私、P.K.サンジュンはそれらを凌ぐ “コスパ超最強商品” を発見してしまった……のかもしれない。

「1個あたり13円のディナーロールよりコスパがイイだと……?」「さくらどりの永遠に無くならない感を知らぬのか!」なんて声が聞こえてきそうだが、それでも私はこう言いたい。「コストコの毛布のコスパは間違いなく最強クラスだと」──。

・あまり日用品は買わないが

正直に申し訳あげると、月1のペースでコストコに通う私ではあるが、購入する商品の8割は食料品だ。総菜にお菓子、肉・冷凍食品・調味料……などなど、毎回家に収納できる限りの食料品を買い込んでいる。

一方で日用品、特に服飾関係の商品は滅多に購入していない。娘用の子供服はたまに購入したりはするが、自分用の洋服や靴下などは1度も購入した経験がなく、もっと言えば私自身は「洋服売り場」に立ち寄ることも皆無。「コストコの洋服売り場だけは完全スルー」と思っていたのだが。

つい先日コストコに足を運んだときのこと。娘に導かれるまま洋服売り場に迷い込んだ私の目に飛び込んできたのは毛布。そう、商品名こそ「ブランケット 日本シングル / ツイン」であるものの、それは紛れもなく毛布であった。

真っ先に目を引かれたのは価格だ。なんと税込み価格で1598円だというからTシャツ1枚とほぼ同じではないか。国産の高級毛布は普通に1万円超え、ユニクロのヒートテック毛布だって税抜き価格4990円である。単純に値段はユニクロの1 / 3以下という計算だ。

さらにコストコのプライベートブランド「カークランドシグネチャー」のマークが付いていたから期待値はアップ! カークランドシグネチャーの安定感はもはや異常とも言えるレベルで、どの商品も外すことは滅多にない。もしやこれは……?

というわけで、1枚だけ購入したコストコの毛布。これを言ったら元も子もないが、ダメダメな毛布でも1598円ならば諦めがつく。さっそく家に持ち帰り毛布に包まってみると……。


メッチャええやん!!!!!


ここからはユニクロのヒートテック毛布と比較してお伝えするが、まずはどちらも薄手に分類される厚みである。メインを張るずっしりフカフカの高級毛布ではなく、真冬に2番手として活躍しそうな毛布だ。

で、保温力に関してはやはり「ヒートテック毛布」に軍配があがる。体が発した熱を毛布の外に逃がさない保温力だけを考えると、コストコの毛布1.5枚ほどに相当するのではなかろうか? さすが世界のヒートテック、世界のユニクロである。

一方で、肌触りの良さはコストコの方が勝っている。滑からな肌触りはまさにシルキータッチ──。実際はポリエステル100%であることはさておき、触れた瞬間にうっとりしてしまうほど、コストコの毛布はキメ細かな肌触りだ。

保温力のユニクロか、それとも肌触りのコストコか? どちらを選ぶか悩むところだが、3倍の価格差を考えるとコストコが優勢ではなかろうか? 仮に1年できめ細かな肌触りが失われたとしても、新品を1598円で買い直せるのは大きい。

当然、どんな毛布を選ぶかは個々人の価値観によるが「とにかく肌触りが良くて安い毛布」ならばコストコの毛布を自信を持ってオススメする。なお、同じ毛布の「米国クイーンサイズ」が2298円で販売しているので、そちらも参考にして欲しい。


オススメ度(☆5中): ☆☆☆☆☆(考えられないほど安い!)
また買う度(☆5中): ☆☆☆☆☆(この値段なら来年また買ってもイイ)
オススメシチュエーション:温かさではなく肌触りを重視して、2枚目の毛布として活用したい。

参考リンク:コストコ公式サイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.