新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、マスクを着用していないと入場できないお店や施設も増えてきた。そうしたことを踏まえると、マスクはもはや日常生活を送る上での必須アイテムとなってきた気がする。様々なお店がオリジナルのマスクを売ることも珍しくなくなってきた。

そんな中、特殊部隊向けの装備品を開発・販売する「田村装備開発」から、サバゲーなどの際にBB弾から顔を守ることも出来る布マスクが登場した。使ってみたら意外なほど日常使いに便利だったので、さっそくご紹介したい!

・外食時に重宝する

BB弾から顔を保護することも出来る布マスクこと「FACE GUARD(Mサイズ・税込2400円)」。サイズはS・M・Lとあり、Sサイズは子供や小柄な女性向けのようだったのでMサイズを購入した。

Mサイズだとマスクの縦幅(鼻上から顎下まで)の長さが約13cmとのことで、縦幅だけで見ると市販のポリウレタンマスクとほぼ同じぐらい。フェイスガードとしての機能を果たすためか分厚く、横幅は長くなっている。

この布マスクの販売元である「田村装備開発」は元警察や自衛隊の特殊部隊員が在籍し、警察や自衛隊向けの装備品、戦術戦技の研究・開発を行っているようだ。そのためか、布マスクも他にないようなミリタリー調のデザインで格好良い。

マスクの内側はメッシュになっており、二重構造になっている。下部にはフィルターなどを入れられる小さな穴も空いているよ。マスクの外側も内側のメッシュもふかふかしていてクッション性があり、確かにBB弾を撃ち込まれても大丈夫そうだ。でもこれからの季節に使ったら、暑すぎるのでは……?

汗だくになりそうだな、なんて思いながら着用してみると……おおっ、不思議とほぼ暑さを感じない。メッシュ部分が効いているのだろうか? 見た目の分厚さからは想像できない快適さ。しかも、構造が立体的で、縁はフィットしながらも口元の肌にマスクが触れないため、めちゃくちゃ話しやすい。

ただし、大きめフレームのメガネを愛用している場合、このフェイスガードだと厚みのせいでメガネがマスクに乗る感じになってしまうのが難点だ。普通のマスクだと気にしたことがなかったが、フェイスガードを着用する日はコンタクトにするか、縦幅の狭いフレームのメガネを使用することをオススメする。

フェイスガードの着用方法は変わっていて、普通のマスクのようにコードを耳にかけるのではない。頭の上の方に1本、首の後ろに1本と、マスクのコードを頭部の上下にかけて固定する仕様になっていた。この仕様のおかげで耳が痛くならない上、動いてもズレないので快適に過ごせる。

ただし、頭の側面は髪の毛を上から被せてしまえば普通のマスクをつけているときと見た目の変化はほぼないが、頭頂部のゴムだけは髪の毛で隠そうとするとずり落ちてしまうため隠すことが出来ない。頭頂部のコードはどうやっても見えてしまうので、気になる方はご注意を。

うーん、元・特殊部隊員が在籍するメーカーが作ったマスク、とのことでワクワクしていたけども。着用してみると「普通のマスクより分厚いけど暑くはない、妙なかけ方をするマスク」ぐらいな気がしてきた……なんて思っていたが、このマスクの本領発揮は食事のときだった。

食事の際は、もちろんマスクを外す必要がある。外した後のマスクはポケットに入れたり、ケースに入れたりしていると思うが、ポケットやケースの衛生面が気になったり、うっかり落としてしまった経験がある方もいるだろう。しかし、このマスクだと……

外すときは……

首に下げるだけ!

しかも、頭頂部のコードを外してしまえばマスクを閉じた状態で固定し、マスクの内側を外気に触れづらくしたまま首から下げられる! これならば、外した後の取り扱い方でマスクの衛生面が気になる方でも、安心出来るのではないだろうか。食事の際にポケットに入れて落としたことのある筆者にはありがたい機能だ。

なお、このマスクのもう一つの特徴は「クッション性が高いが柔軟なため、ライフル射撃の際の頬付けが快適」とのことらしいが、筆者がライフルを所持していないので使い勝手については不明。ライフルを持っている人は試してみてね。


・廉価版が発売されるよ

現在はこの「FACE GUARD」を購入することは出来ないが、「田村装備開発」に問い合わせてみたところ、近日中に仕様を若干変更して価格を抑えたマスク「Gen2.」が発売されるようだ。

一部のミリタリー用品店や自衛隊駐屯地内の売店ですでに先行販売されているようなので、気になった方はぜひ。

参照元:田村装備開発
Report:伊達彩香
Photo:RocketNews24.
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▼ライフルは所持していませんが、光って変形する玩具の銃は持ってます。見ても触っても楽しい。

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