2020年7月1日より、全国でレジ袋の有料化が開始となる。それに先立ってすでに1枚数円程度で販売しているお店も増えている。そんななか、輸入食品等の販売を行ってる「カルディ」では、オリジナルブランドのマイバックを販売すると共に、紙袋を1枚15円(税込)で提供している。

うん? ちょっと高くないですか? と思ったが、よく考えたらこのくらいやった方が良いかもしれないと思った。実はこのカルディの仕組み、2020年4月1日から始まっていたことなのだ。

・1枚15円でも納得

レジ袋の有料化がスタートすることに先立って、「ミニストップ」では6月1日から1枚1円で販売を行っている。よく私(佐藤)が日用品の買い物で利用するスーパー「まいばすけっと」では、4月1日からMサイズ2円、Lサイズ5円での取り扱いをスタートさせていた。そのほかのお店でもおおむね “袋1枚10円以下” という印象を受ける。

そんななかで、カルディの紙袋(S・M・Lサイズ)1枚15円は、価格として頭ひとつ出ている感じ。一瞬「高!」と思わずにはいられない。ちなみにカルディではプラスチック製レジ袋の無料配布を終了しており、持参したマイバッグを利用するか、紙袋を購入するか、もしくは商品をそのまま受け取ることになる。


しかしすぐにその考えを改めた。なぜかというと、私のようにズボラな人間は、数円程度なら払ってもいいと考えてしまうからだ。1枚2円や5円なら、「ま、いいか」と思ってしまう。実際、まいばすけっとに行く際には、袋を持参したりしなかったりしてしまっている。これでは有料化された意味が半減してしまうというものだ。


その点、カルディの場合は15円となると、会計時に結構なインパクトを受ける。ビニール製のオリジナルエコバッグが税込250円なら、この際エコバッグを買ってしまった方が、長い目で見たら絶対お得だ。そう考えやすい。ゴミの減量も有料化の目的なのに、「数円ならいいか」で袋を買っていては、有料化の意味がなくなってしまう。いっそ15円以上でもよいかもしれない。そうしないと、「ま、いいか」を繰り返す気がするから。

マイバッグ1つあれば、お店を問わずに使いまわしができるので、これを機に購入してみるのも良いかもしれない。7月1日には義務化がスタートするので、その前に自分のお気に入りバッグを見つけておくと良いだろう。

参照元:カルディ、まいばすけっと ニュースリリース(PDF
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼2020年4月1日からブラスチック製レジ袋を廃止して、紙袋を1枚15円で販売している