いやぁー暇だな。でも飲みに行ったり遊びに行ったりはできないしな。どうすっかな……。そうだ、車の掃除でもするか。と言っても、私(あひるねこ)は自分の車は持っていないので、編集部が所有している980円のミニカを掃除してみようと思う。
2014年の購入以来、何度も記事に登場している当サイトのマスコット・ミニカちゃんだが、実は今まで座席の掃除をしてもらったことがないらしい。え、6年間ただの一度も!? そりゃあ大変だ。そこで「バキュームクリーナー」を使っての清掃を試みたのだが……結論から言うと、待っていたのは掛け値なしの地獄であった。
・初めてのキレイキレイ
キモイおっさんの痛車にされたり、油性マジックで全塗装されたり、かと思ったらそのまま洗車機にブチ込まれたりと、これまで散々いいように扱われてきたミニカ。にもかかわらず、肝心の座席が汚いままなんてヒドい話だ。どうせ暇だし、今日は私がばっちりキレイにしてやるぞ。
使用するのは、Amazonで以前購入したアイリスオーヤマのバキュームクリーナー『リンサークリーナー RNS-300』(税込7718円・2020年5月1日時点)。こちらはカーペットやソファなどの布製品を水洗いできるという便利な代物である。
かなり強い汚れだと多少は跡が残るが、基本的に水だけでOKってのは手軽でいい。座席シートの掃除ならこれだけで十分ではないか。
・清掃開始
さて、クッションなどをどかすと、意外にも座席はそこまで汚れているようには見えなかった。しかし考えてみて欲しい。喫煙者だらけの当編集部は、当然車内でもタバコを吸いまくっている。つまりミニカのシートは、そのヤニを胸いっぱいに吸い込んでいるというワケだ。考えただけでも……オ、オエェェェェェェエエエ!
……限界なのでさっそく清掃していこう。①まず清水タンクに水を入れ、バキュームホースに繋げる。
②続いて噴出レバーを引き、シートの全面に水を吹き付けていく。
③電源を入れたらバキュームスタート! デカめの掃除機みたいな音が鳴り響くので、夜の使用は控えた方がいいだろう。
吸入口をシートに押し付け、手前に引くと……。
ぎゃあああああああああああ!
・アカン
汚れが水と一緒に吸引されるのだが、何だよコレ泥水かよ! たまりにたまった6年分の汚れが、ギュワンギュワンとクリーナーの中に吸い込まれていくではないか。
まあその様子は気持ちいいっちゃ気持ちいいんだけど、一言で表すなら超汚えーーーーー! タバコのヤニやほこり、その他様々な汚れがドス黒い水となって今、私が握っているこのホースの中に……オ、オエェェェェェェエエエ!
・終了するも
清掃すること約15分。水の汚れがだいぶ薄くなってきたので、そろそろ頃合いだろう。ところが……! 見た限り、シートの色は清掃前と比べそこまで違いがないようである。えええええ? あんなに吸い込んだのに?
うーん、もっとこう……
劇的な変化が欲しいところだが……。
・効果はイマイチ?
やや拍子抜けした気分になりながら、私はタンクにたまった汚水の処理に取り掛かった。本来ならそのまま捨てるところだが、ちょっと気になったので洗面器に移してみることに。フタを開け、タンクから器の中へちょろちょろ注いでいくと……
ぎゃあああああああああああ!
・嘘やろ
先ほど泥水と書いたが、訂正しよう。これはそんな生易しいものではない。例えるならば暗黒。少量ながら、この世のあらゆる不吉を具現化したかのような、おぞましき地獄絵図がそこには広がっていた。あーこういう時、「これいくらもらったら飲める?」とか考えちゃう自分が嫌だ。
オ……
オ……
オエェェェェェェエエエ!!!!!
・水洗いは大事だよ
みなさん。どうやらこの世界には、掃除機だけでは吸い切れない汚れが存在するようです。自分は定期的にキレイにしてる? 本当にそうなっているでしょうか。もしかすると今座っているその座席の中では、とんでもないことが起きているかもしれませんよ。一応、忠告はしました。それにしても長い間ごめんな、ミニカ……。
参考リンク:Amazon「リンサークリーナー RNS-300」
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼今回ミニカの掃除で使った「リンサークリーナー RNS-300」。
▼レバーを握ると自動で散水する「自動ポンプ式」や
▼どこでも使える「コードレスタイプ」、
▼使いたいときにパッと使える「ハンディタイプ」もあるぞ