外出自粛要請が続いているが、そろそろサウナに入って汗をかきたい──そう思っている方に朗報だ。今回ご紹介するアイテムを使えば、自宅でプライベートサウナを満喫することができる。気になる予算は……約2000円。かなり革命的な商品と出会ってしまった。

商品名は「お風呂deサウナ傘」。ひと言でいえば、ワンランク上のバスタイムを楽しめる魔法の傘である。いつもの風呂場が「明日への英気を養うエナジースポット」に早変わりするだろう。サウナ好きは必見だッ!

・お風呂deサウナ傘

ネット注文で送料込み2365円でゲットしたサウナ傘。届いたダンボール箱を開封すると、コンビニの傘コーナーで売ってそうなやつが入っていた。すなわち「ただのビニール傘じゃねぇか」的ビジュアルである。

実際にコンビニ傘と比べてみると、サウナ傘の方がチョイ小さめ。また、決定的な違いはもう1つあって、サウナ傘は「普通の傘がひっくり返るように開く」構造となっている。まあ “百聞は一見に如かず” だから、さっそく風呂場で使ってみよう。

・サウナ傘の使い方

使い方は簡単だ。傘を開いて浴槽のフレームの上に設置するだけ。なお、「奥行き70cmの浴槽に適応」とのことなので、サイズが合わない場合はあきらめるか、もうひと工夫する必要があるだろう。我が家ではピッタリであった。ビジュアル的にはかなり間抜けだが……

入ってみるとけっこうイイ。

傘内に湯けむりが立ち込めて温度も湿度もじわじわ上昇。いわゆる「スチームサウナ」的環境になりつつあるのだ。目を閉じれば、かなり “サウナってる” 気分を味わえる。キッモッチィィィイイイイイイー!

何度も言うように、見た目はヤバい。まるで「風呂場で傘をさす妖怪」だ。しかし、ある意味こちらも緊急事態宣言である。サウナに入りたかったらビジュアルとか気にしてる場合じゃないだろう。これぞ真の意味で「プライベートサウナ」ではなかろうか。

・コンビニ傘で代用できるのか

一応、コンビニ傘で代用できるのか試してみた。サウナ傘のように浴槽のフレームに設置することはできないが、なんとなくそれっぽい雰囲気に……しかし

傘内に入ってみたら違いは歴然。しっかりとフタがされないため、湯けむりが全然こもらない。やはり、サウナ傘は「計算し尽くされたアイテム」だったと言える。

また、サウナ傘の骨は錆びにくい仕様(プラスチックとガラス繊維を配合したグラスファイバーを採用)となっているから、丁寧に扱えばそれなりに長持ちしそう……というか、せめて外出自粛の間だけでも使い続けたい!

それと、サウナスペースの高さは約35cmあり、身長180cmの私でも問題なく使用することができた。じんわり体の奥から発汗できるサウナ傘、気になった方は試してみてはいかがだろうか。これさえあれば、ほぼ毎日サウナできるぞ! 

参考リンク:cecile「サウナ傘」
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]