正月気分も抜けてきたころ、我が家に冷たい白い箱が届いた。はて、何か頼んだっけ……と疑問に思いながら宛先を見て、ようやく思い出す。そう言えば、スープストックの福袋を頼んだのだった。

なにかと忙(せわ)しない年末年始で、ひと息つく間もなくまた普段通りの毎日を過ごしていたが。スープでも飲んで、ちょっと深呼吸しようではないか。


・遅れてやってきたお年玉

箱を開けて見ると、凍ったスープがずらりと並んでいる。オレンジに黄、緑に白など、色とりどりで見た目がとても奇麗。スープもいろいろあるよなあ、と改めて感心する。


そもそもスープって、いちから作ると結構大変だ。それこそかつてスープストックが公開しているレシピに沿って「ゴッホの玉葱のスープ」を自作してみたりしたが、なかなかに骨が折れた。

そう思うと何種類ものスープを1人分、パック詰めしてくれている本商品はそりゃあ需要があるよなと納得でしかない。店舗が近場にあれば頻繁(ひんぱん)に活用するところであるが、そうではない記者は時どき取り寄せたりしている。

店頭販売の福袋もあったなか、記者はオンラインでポチっとした。予約は昨年(2023年)末に行っていたのだが、発送は正月明けだった模様。遅れてやってきたお年玉のようで嬉しい。

どのような中身であったか、以下に載せているのでご覧いただきたい。


・「Soup Stock Tokyo 福箱」税込6800円


オマール海老のビスク×2
とうもろこしとさつま芋のスープ×2
北海道産かぼちゃのスープ
ミネストローネ
生姜とオクラのミネストローネ
白い野菜のミネストローネ
黒胡麻麻辣スープ
イエロースプリットピーのスープ
東京参鶏湯
カシューナッツのホッダ
南インド風スパイスと豆のカレー


・ホッと一息つけるスープ

普段自分で購入する時は同じものばかりを選択しがちなので、はじめて目にするスープが結構ある。またカレーも充実していたことは知っていたが、カシューナッツのホッダは食べたことがなく開封が楽しみだ。


そして、ミネストローネの種類の多いこと。野菜がたっぷり摂取できそうでありがたい。いずれも美味しそうだし、体に良さそうだ。どれから飲もうか迷った結果、選べずに何度も味わったことのある「とうもろこしとさつま芋のスープ」に手を伸ばした。


よく知っている味でホッと一息、なんだかやっと年末年始の慌ただしさから解放された気持ちだ。温かくて美味しい飲み物の効果で、緩やかに日常が戻ってきた感じがする。


そんな、一家にひと箱あれば重宝すること間違いなしのこちらの福箱。販売は終了しているが、スープストックは上記の通りオンライン販売をしている。便利なセットが多数なので、気になる人はサイトを覗いてみるべし。ほっとする味が待っているぞ。

参考リンク:スープストックオンライン福箱
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.