こんにちは。テレワーク歴もうすぐ4年の沢井メグです。自宅での作業はメリットもたくさんありますが、困りごともあるもの。私が困ったと思ったのは「子供が保育園に行けなかったとき」です。出社している場合、子供が登園できなければ仕事を休むしかありませんが、「自宅での作業なら、子供を見ながらできるでしょ?」というのが世の中の認識かと思います。
ありがたい、そうできるのは確かにありがたい。ですが、経験された方も多いことでしょう。「そんな簡単なことじゃねえ!(笑)」でもやらねばならないときがある。そこで子供を見ながら仕事を進めるためにいろいろ試した結果、劇的に効果があった方法がありました。
・「子供を抱っこしながら仕事」は幻想
我が家には1才の双子男児と3才の女の子がいますが、このコロナの影響で保育園に行けない日が続いています。
さて「小さな子供を見ながら仕事」というと、子を膝に抱っこしながらママは微笑みながらPC仕事……なんて図が浮かびがちですが、はっきり言ってそんなの幻想です。ファンタジーです。チラっとでもPCやタブレットを見せようものなら、すぐ触り、何なら部品を奪っていく、それが幼児という生き物です。
とりあえずPCから彼らを離さなければならない。でも大人は目の届くところにいる必要がある。そこで私は、ベビーサークルを使うことにしました。子供を入れるのではありません。大人が入るのです。
・やけくそになって自分が、ベビーサークルに入ってみたら
最初は子供をベビーサークルに入れることも試しましたが、何か異変を感じたのかギャン泣き。そこでやけくそ半分、自分がベビーサークルに入ったところ……これが良かった!
まず大人にとっての利点ですが、サークルに隔てられているので、子供にPCを触られることはありません。しかし、子供へ目がしっかり届くので安心です。
子供の方はというと、狭いベビーサークル内だとストレスがたまりそうなものですが、自分が広い方にいて好きに遊べるので伸び伸びしています。さらに横を見れば親の顔も見えるので安心感があるのかもしれません。
・子供にストレスを与えない=仕事が捗(はかど)る環境の土台
これは、公園や児童館などで子供が遊んでいるのを少し離れたところから見守るという構図と似ているのではないでしょうか。寄ってきたらベビーサークルごしに「やっほー!」と声もかけるし、ハイタッチもします。子供もしっかり親の存在を感じられるため子供も「構ってー!」とあえて寄ってこず、自分の遊びに集中できるのだと思います。
我が家の場合、普段から「子供が遊んでいるのを親が横で見ている」という構図があったので、そのなかに仕事を持ち込むのにベビーサークルがいい仕事をしてくれました。ベビーガードで区切ってもok。お互いストレスなく本当に良かったので、おすすめしたい方法です。
子供が機嫌よく過ごしてくれたら、仕事にも集中できるというもの! 子供にストレスなく過ごさせるためには、「子供の行動を制限しない」「できるだけ普段と同じ環境をつくる」というのがポイントだと考えます。
子供が成長するにつれて、またやり方は変わってくるかと思いますが、「お仕事中だから触らないでね」がわかるようになるまでは、ベビーサークル戦法のお世話になりそうです。皆さんはお子さんを見ながら家で仕事をするとき、どんな工夫をされていますか?
執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
▼保育園、コロナの影響で3月中は半分も行けず
双子、今日も2人とも保育園行けず😭
コロナの影響で保育園の登園条件が厳しくなって以来、この3月全員登園できた日は20日中8日間だった(3/27現在)
在宅で子供を見ながらの仕事、いろいろ工夫してやってるけど、やっぱり一番良かったのは「自分がベビーサークルに入る」でした笑 pic.twitter.com/NEJUsKeBwv
— 沢井メグ@翻訳者 ライター 台湾翻訳マンガ「用九商店」全5巻&「DAY OFF」好評発売中! (@Megmi381) March 27, 2020