matchs9

成人している皆さんにお尋ねしたい。皆さんは、10代前半の頃、何か夢を抱いていただろうか? たとえば高校1年生の時に、自分が何を目指して日々を過ごしていたか、覚えているだろうか? 現在42歳の私(佐藤)にとって、高校1年生ははるか昔のこと。当時私は何も考えていなかった。とにかく学校と勉強がイヤで、卒業して大人になりたいとしか考えていなかった。

部活に入っている人であれば、日々の部活と勉強の両立に忙しかったかもしれない。では、帰宅部の人は? 2016年10月3日に新発売されたビタミン炭酸MATCHの新提案製品「MATCH SET POSITION」が面白いキャンペーンを開始した。その名も「#集え、帰宅部のエース」キャンペーン。我こそは帰宅部エースであるという学生を大募集しているのだ。帰宅部のエース? どういうこと?

・帰宅部のエースって?

帰宅部とは、一般的に授業が終わったら学校を後にする。だが、必ずしも「帰宅」しているとは限らない。そのことをキャンペーン動画で知ることができる。この動画に出演している、7人の学生たちは高校で部活には所属していない。

matchs19

・自らの道を進む学生

たとえば、小川大賀さんはけん玉プレイヤーであり、高校生にして第34•36回全日本選手権優勝している。NAGAFUJI RIKUさんは、現役高校生フィルムメーカーだ。VineやYouTubeで高い評価を得るクリエーターだ。彼らは授業を終えた放課後には学校を離れ、自らの分野で活躍する。これこそが「帰宅部のエース」なのである。

matchs2

・14歳でプロ合格

渡辺桃さんもその1人。彼女は14歳にしてプロレスラーのプロテストに合格した、高校生女子プロレスラーなのである。10代、それも女子高生でプロレスラーとして活躍するのは、決して楽な道ではないはず。学業との練習の両立も大変だろうし、何より親御さんは彼女のことを心配していないのだろうか? 率直なところを彼女に尋ねた。

記者 「レスラーの練習はキツくないですか? 週にどれくらい練習してるんですか?」
渡辺 「週3回ですね。だいたい2~3時間トレーニングしています」
記者 「学業との両立は大変じゃないですか?」
渡辺 「結構忙しいですね。練習を終えるとクタクタになります」
記者 「イヤになったりしないですか?」
渡辺 「プロレスが好きだから、イヤになったことはないです」

matchs3

・1週間後に母親が申込み

記者 「親御さんは心配しないですか? レスラーになることを反対しませんでした?」
渡辺 「全然逆です。家族はプロレス好きで、家族で試合を観に行ってました。それでプロレスラーになりたいと思ったんですよ。中学生の時に、母に「プロレスラーになりたい」って話をしたら、その1週間後に母が団体に申し込んでました」
記者 「え? 止めなかったの? 良く考えなさいとか」
渡辺 「母が自ら申し込んでくれましたから(笑)。反対ではないですよね」

matchs4

普段の練習は、ストレッチ・体操・マット運動・受け身の練習・技の練習・筋トレなど。これを2~3時間かけて行うそうだ。ちなみにプロテストは、腕立て30回・ライオンプッシュアップ30回・腹筋背筋スクワット各100回。プロ入りして2年経ったとはいえ、彼女はまだ身体作りの途中にある。とにかく体力筋力を培っていかなければならない。

・試合に臨む時

そんな彼女も、すでに10戦以上試合を重ねている。試合に臨む時の緊張感は尋常ではないだろう。気持ちの切替が重要になってくると思うのだが。

渡辺 「試合前になると、緊張で口の中が乾いたり気になってくるんです」
記者 「たしかに緊張すると、喉が渇く感じがする。そんなときはどうするの?」
渡辺 「口のなかをリフレッシュさせます。すると、集中力が高まる感じがするんですよね」
記者 「なるほど。喉や口が潤うと、気持ちがスッキリしてスイッチが切り替わるのかも」

matchs5

そういえば、アメリカのNBAの選手がフリースローのタイミングで、舌を出すことがある。あれも集中力を増す意味合いがあると聞いたことがある。口のなかをリフレッシュすることは、どうやら、自らのスイッチを切り替えるカギになるのではないだろうか?

image007

・口のなかからクールに

そういう意味において、「MATCH SET POSITION」は理に適っている。まさにセットポジションに自らを置くために、口のなかをリフレッシュできるだろう。また、ここ一番という時に、気持ちを落ち着けて勝負に挑んでほしいというコンセプトも重要かもしれない。従来の疲れた時に強制的にエネルギーチャージする他のエナジー系飲料とは異なり、これは、“勝負に挑む前”にこそふさわしい飲料ではないだろうか。

・可能性に挑戦

ちなみにこの製品は、帰宅部のエースを募るキャンペーンを実施している。ビタミン炭酸MATCH公式Twitterアカウント「@match_news_」をフォローし、帰宅部のエースであることをアピールする写真・動画を、MATCH SET POSITION(マッチ セットポジション)と一緒に撮って、ハッシュタグ「#集え帰宅部のエース」を付けて、Twitterに投稿すると、抽選でオリジナルTシャツや製品6本セットが当たるそうだ。帰宅部でありながら、自らの可能性に挑戦する学生は、ぜひ応募しよう。可能性のある若者が、自らの道を切り拓くことを、陰ながら応援したい。

参考リンク:MATCH SET POSSION「#集え、帰宅部のエース」
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24