子どものころ夢中になって遊んだおもちゃでも、大人になると「あれの何が面白かったんだろう」と思ってしまう。そんな経験はないだろうか? まあ大人になるってそういうことだよ的なね。でもちょっと待って欲しい。最近のおもちゃはスゴイことになっているのだ。
プレイステーションでお馴染み、ソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売されている『toio™(トイオ)』。子どもたちの創意工夫を引き出し、さらにプログラミング思考まで身につくという次世代ロボットトイである。
言うまでもなく子ども向けの商品だが、これが大人でも激しくハマってしまうほど超面白いのだ。それ、オレたちにもやらせろいッ!
・次世代ロボットトイ
『toio』ってどうやって遊ぶの? 言葉で説明してもいいのだが、面倒なので一緒にプレイしながら感じ取ってもらいたい。まずはこちらの「toio コンソール」に、toio専用タイトルのカートリッジ(別売り)をセットする。このあたりは一般的なゲーム機器と同じだな。
最初に、2019年度のグッドデザイン賞を受賞した『GoGo ロボットプログラミング~ロジーボのひみつ~』というソフトで遊んでみよう。
ここで注目は、モーター内蔵のキューブ型ロボット「toio コア キューブ」だ。プログラミングの基本要素が楽しみながら身につく冒険絵本、というのが『GoGo ロボットプログラミング』のコンセプトで、プレイヤーは絵本をめくりながら一つずつ課題をクリアしていくことになる。
その際に操作するのがロボット種族のロジーボ、つまり「toio コア キューブ」なのだ。
試しに1回やってみようか。
要はこのロジーボくんを……
スタートからゴールまで導きたいワケです。
そのために使うのが、こちらの命令カードだ。「いっぽすすむ」「みぎをむく」など、どう動けばゴールまで辿り着くかを考えながらカードを並べ、その上にロジーボを置く。すると……。
ロジーボが自動的にカードの上を歩いて、プレイヤーが作った命令プログラムを読み込んでいくぞ。果たして無事にゴールすることができるのか? さあ、ここからが本番である!
ロジーボを課題の上に置くと……。
見事ゴーーーール! 成功だ!!
・遊んで学ぶ
よしよし、よくやった! ロジーボくんもめっちゃ喜んでるな!! とまあこんな具合に、命令によるプログラミングの作成、論理的思考を体験学習していくのだ。冒険が進むごとに難易度も上がるが、それまたRPGっぽくてワクワクするではないか。
そういえば私(あひるねこ)が子供のころにも、こういうゲームブックみたいな本があった気がする。『GoGo ロボットプログラミング』は、その超ハイテク版と言えるのかもしれない。いつか子供ができたら一緒にやりたいなぁ……なんてことを考えながら、一人黙々とプレイするのであった。
・対戦もできる
さて、一人じゃなく二人で一緒にプレイできるのも『toio』の魅力だ。お次は『トイオ・コレクション』というタイトルで遊んでみよう! こちらは5つの遊びを楽しむことができるのだが、ここでは工作バトル「クラフトファイター」に挑戦してみたい。
・自分だけの最強マシンを作れ
「クラフトファイター」とは文字通り、自分で工作したオリジナルファイターを「toio コア キューブ」に取り着け、相手を倒したり土俵から押し出したりしてバトルする対戦型ゲームである。で! こちらが紙コップで作った我が愛機「あひる号」だ。ジャン!!
極めてシンプル、これは機動性に特化した結果である。蝶のように舞い、蝶のように舞うぜ! 一方、私の対戦相手となる当編集部サンジュンはというと……。
いや世紀末すぎんだろ。
「惨ジュン号」て! ほぼ族車やないか!!
これは……
果たしてフェアと言えるのだろうか?
・自分で操作する
というわけで、さっそく対戦開始。おっと! 言い忘れていた。マイファイターを操作するのは、リング型のコントローラー「toio リング」だ。ボタンや方向キーの操作だけでなく、傾けたり振ったり直感的な操作も可能だぞ。では改めて……。
ファイッ!!!!
・熱闘
お互い土俵の上を縦横無尽に移動しながら相手の隙をうかがう。単純なようでいて、これが実に盛り上がるのだ。謎の熱狂に包まれる3人のオッサンたち。やがてバトルは佳境に入るも……。
痛い痛い痛い痛い痛い!
刺さってる! めっちゃ刺さってますって!!
いや貫通させる気かよッ!
そして──。
勝負あり。
いかがだろうか? 大人でも熱くなってしまうことが存分に伝わったのではないかと思うが、本気になり過ぎるあまり子どもに嫌われないよう重々注意していただきたい。
・技を駆使しろ
ちなみに、「技カード」を使用すると強力な必殺技を繰り出すこともできるぞ。
例えばこの「タイフーン」という技。
カードの上にキューブを置くと……
あひるタイフーン!!!!!!
マジかよ、めっちゃ荒ぶるやん。
試しに「惨ジュン号」でやってみたら……
ヤバイ。
・夢の競演も
さらにさらに、キューブには『レゴ』を取り付けることも可能だ。『レゴ』を自分で操作できるなんて夢があるじゃないか。……あぁ、すまんすまん、安心してくれ。もちろん『レゴ』だって……
タイフーンできる!
・お得なキャンペーン開催中
大人が遊んでも子どもが遊んでも、もちろん一緒に遊んでも楽しめる『toio』は、春休みのお家学習にもきっとピッタリに違いない。2020年3月22日まで本体 / バリューパックの価格が5000円引きになるキャンペーンが実施されているので、この機会にぜひとも手に取ってみて欲しい!