去年8月に発売されたローソン『悪魔のコーヒー』。練乳入りでとにかく甘~いという触れ込みだったものの、結果的にマックスコーヒーの足元にも及ばないと言わざるを得なかったため喝を入れさせてもらったのは記憶に新しい。
その反省を活かしてか、今回『悪魔のコーヒー』がさらに甘くなり、『悪魔のコーヒーⅡ(税込178円)』となって帰ってきたのだ。前作と比べ砂糖の量がまさかの6割増しという尋常ではない事態になっているが、果たしてその甘さは限界を突破しているのだろうか? いざ実飲!
・復活の悪魔
さっそく近所のローソンに走ると、お馴染みのタヌキたちが雁首を揃えていやがったので即座に捕獲した。
砂糖の量が前回比で160%と引くほど増加しているものの、タヌキがオラつきまくっているのは相変わらず。パッケージには「砂糖は、飲み物です」と一言だけ書いてある。何やら自信に満ち溢れている様子だ。
さらにカップのフタには……。
「ボクには、甘えていいですよ」
うるせぇ。
タヌキは無視してストローを吸ってみると……うわ、あッッッッッッッま!!!!! 何やこれ! コーヒーの味や香りはしっかりするのだが、それ以上にミルクと砂糖による超~濃~厚~な甘みがドロリと口の中に押し寄せてくるかのよう。あッッッッッッッま!!!!!
・激甘
たしかに前作とは比べ物にならない甘さである。疲れている時に飲んだら、疲労回復を飛び越えて逆に疲れてしまいそうなほど甘い。甘党の中でも、さらに高度な甘党向けのコーヒーと言えるだろう。ではここで、先代の悪魔を蹴散らしたマックスコーヒーにご登場願いたい。
・レジェンド再び
缶コーヒー界のスイーツレジェンド、マックスコーヒー先輩。その甘さは言うまでもなく無類。果たして先輩と『悪魔のコーヒーⅡ』、どちらが上なのか? 飲んでみると……うわ、あッッッッッッッま!!!!! 同じくらい甘ぇ! マジ互角ッ!! ただ……。
飲んだ瞬間の感覚では、マックスコーヒーの方が明らかにサラッとしているのだ。その直後にとんでもない甘さが遅れてやって来るかのような……。そう、これこそがマックスコーヒーのヤバさの正体である。両者の甘さは同レベルだが、実はマックスコーヒーの方が圧倒的にヤバイ存在なのだ。
・デンジャラスな甘さ
先述の通り『悪魔のコーヒーⅡ』は、一口のインパクトが極めて強いのでゴクゴクではなくチビチビ飲むことになる。それに対しマックスコーヒーは、引っ掛かりがないためグビグビと飲めてしまう。このヤバさがお分かりだろうか。ピンとこない人、これがもし酒だったとしたら? ……いやアカンやろ! ストロングゼロかよ!!
大きな進化を遂げた『悪魔のコーヒーⅡ』。その甘さはたしかに本物であった。しかし、マックスコーヒーはさらにその上を行ってしまっていることが今回の飲み比べで浮き彫りになった形だ。マックスでストロングとか、範馬勇次郎みたいなコーヒーだな。
・適度な注入を
とは言え、『悪魔のコーヒーⅡ』も甘すぎる割に妙に後を引くため注意が必要である。さすが悪魔の名は伊達じゃないといったところか。いぜれにせよ、この二つは時間をかけてゆっくり飲むのがいいだろう。慣れきってしまうと元の世界に戻れなくなるぞ。気を付けろ!
参考リンク:ローソン
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.