今年最後の満月で賑わったのもつかの間、今週末にはふたご座流星群がピークを迎える。しぶんぎ座流星群、ペルセウス座流星群とともに、三大流星群の一つとして数えられるビッグな流星群だ。

毎年安定した数の流星を見せてくれるため、晴れさえすれば割と簡単に観測することができるだろう。ということで、今回も天気や見るコツなどをまとめてお伝えしていくぞ! 

・ふたご座

ふたご座流星群は、その名の通りふたご座付近……カストルの近くに放射点がある。そこを中心として、夜空全体に流星が発生する感じ。放射点とはそこが中心のように見えるだけなので、観測の際には放射点に関係なく夜空全体を眺めよう

なお、国立天文台では15日の午前4時ごろ、ウェザーニュースでは午前2時ごろにピークを迎えるとされている。ようするに、14日深夜から15日の未明にかけて夜空を眺めていればOKということだろう。

・月が明るい

少し残念なことに、今年は月が比較的明るいため、条件が良いとは言えない。下弦前の月が一晩中、ほぼふたご座のそば、あるいはふたご座にかぶさるように輝き続けるだろう。

だが安心してほしい。ふたご座流星群の規模的に、月の出ていない方角を眺めることでそれなりの数の流星を観測できるはず。国立天文台によると、最大で1時間に20個ほど見える可能性があるそうだぞ!

・天気は

最後に気になる天気についてお伝えしよう。気象庁によると、14日から15日にかけて、青森、秋田、新潟など一部の東北地方には、曇りや雪などの予報が出ている。

しかし、それ以外のエリアでは大体晴れそうだ。14日の昼間の時点では天候がよくないとされる場所でも、夜には晴れる場所が多いもよう。ただし、全ての場所で夜中の気温はかなり冷え込むだろう。

観測の際には暖かくして、15~20分程度は暗闇に目を慣らしてから勤しんでいただきたい。明るさを最低にしててもスマホはNG。なお、ウェザーニュースや朝日新聞社では、YouTubeでの生中継もあるようだ。暖かく明るい場所で流星ウォッチングしたい方はそちらもどうぞ。

参照元:国立天文台気象庁ウェザーニュース、YouTube[1]、[2]
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

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