
パリといえば秋の似合うイメージがある。 “枯れ葉並木ぞいのカフェテラスでひと休み” という光景に憧れて11月上旬、パリへ飛んだ私を待ち受けていたものは……吹きすさぶ雪だった。パリの冬は東京より断然厳しいものであるらしい。
薄着で衣料品店へ飛び込んだ私に、フランス人店員が「ユニクロのパクリだヨ」と日本語で話しかけてきた。手にはユニクロの看板商品『ウルトラライトダウン』に酷似したダウン。コピー商品が登場するほどユニクロの名が世界に轟いていたとは、日本人として誇らしい気分だ。
しかし “ユニクロのパクリ” を着用してみると、それはウルトラにライトなダウンというよりただの『薄い服』である。ヤバイ。このままでは凍死するかもしれない。慌てて調べると、なんとパリ市内にはユニクロの直営店が存在しているらしい! 走って行った!
・ヴィトン、シャネル、ユニクロ
ブランドショップが立ち並ぶパリの一等地に、ユニクロとは思えぬ壮大な外観のユニクロがデーンと鎮座している。
入り口では屈強な黒人ガードマンが睨みをきかせており、何も悪いことはしていないのについ挙動不審になってしまった。
吹き抜けのオシャレなフロアは大混雑だ。
でも慣れてくると店のつくりは基本的に日本と大差ないことに気づく。
・高い……
さっそくお目当てのウルトラライトダウンを見つけた。パリでも冬の看板商品とみえ、壁一面がウルトラライトダウンコーナーとなっている様子。だが……
59.9ユーロ、ということは日本円で約7200円。思っていたより高い……
ちなみに日本では同じ商品が4990円。これに税金を足すと約5500円だから、差額は1700円くらいになる。
私が重ね着でひと冬を乗り切ったこともある、庶民の味方フリースジャケットは24.9ユーロ(約2990円)。日本での価格は1990円(税抜)だ。
袖なしを買っている場合ではないが、袖なしもなかなかいいお値段。
商品によっては2万円越えのものもあった。
・まぁ聞いてほしい
「1000〜2000円くらいの差ならたいしたことない」とお思いの読者もいるだろう。しかし聞いてほしい。日本のユニクロはほぼ毎週末にセールを行っており、特定の商品が500〜1000円ほどの値引きで販売されているのだ。
さらに年末年始のセールともなれば、まさに出血大サービス。ヒートテックインナーが500円で売られる光景を何度も目にしてきた。そういう時期を狙ってまとめ買いを繰り返してきた身としては、パリの価格は日本の2倍ほどにも感じられるのである。
さらにさらに。ユニクロの創世期を知る世代にとって、どうしても「ユニクロはメチャ安いもの」という固定観念がある。近年のユニクロは高級路線を打ち出していると理解しつつも……「ユニクロ製品が5000円越え」と言われたら、ビックリするように育ってしまったのだ。
・しかしながら……
しかし……ユニクロパリ店の、この大混雑はどうだろう。平日だというのにレジには長蛇の列ができているではないか。みな手には大量の防寒具を抱えている。
この光景の意味するところはつまり、「ユニクロ製品は数千円値上がりしても売れる」ということに他ならないのではないか。確かにユニクロのない世界を想像してみると、何で代用すればいいのか私には分からない。
現に私はアイルランドに住む友人(日本人)に、「パリからヒートテックを送ってくれ」と頼まれた。ヨーロッパ内でもユニクロは限られた場所にしかない。友人は日本を離れてみて初めて、「割高でもいいからユニクロ製品がほしい」と体感したワケだ。
元々が安いから「こんなもの」と思ってしまっていたけれど、ユニクロが多少値上がりしたって私はユニクロ製品を買い続けるだろう。安くて優れた “ユニクロのぬるま湯” にどっぷり浸かった日本人は、そのありがたみを今改めて知るべきなのかもしれない。
・ヒートテックを購入
パリの滞在が短かったためダウンは我慢し、慣れ親しんだヒートテックを購入することにした。
価格は14.9ユーロ(約1790円)。日本では990円(税抜)だが……着てみるとあまりの暖かさに、「パリ価格のほうが見合っている」と感じた。
よく見るとパッケージには「JAPAN TECHNOLOGY(ジャパンテクノロジー)」と書かれている。これは外国版だからかと思いきや、日本でも同じらしい。ユニクロがあまりにも身近すぎて考えたこともなかったが、この暖かさはジャパンの誇るべきテクノロジーなのだな。
ユニクロがどこにでもある国に生まれたことに感謝しつつ、次の旅へは必ずウルトラライトダウンを持参しようと心に決めたパリの思い出であった。
・今回ご紹介した店舗の詳細データ
店舗名 UNIQLO PARIS OPERA
住所 17 Rue Scribe, 75009 Paris, フランス
時間 10:00〜20:00(日曜日のみ11:00〜)
定休日 無休
Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
▼ユニクロの袋をこんなに誇らしく持ち歩いたことはない
▼「3足1000円」という感覚はパリも同じっぽい
▼パリはマジ寒いから気をつけような
亀沢郁奈
















スペインのユニクロで「77ユーロ(1万円)で全身コーディネートしてください」とお願いした結果 → やってくれたけどギリギリだった!
ユニクロが推してる次世代高機能アウター「パフテック」ってどうなの? ウルトラライトダウンと比べてみた
上司から冬の緊急ボーナス! ユニクロで好きな服を1つ買ってもらえる!! ただし制限時間5分以内
【超あったかい】北海道民がオススメする「ユニクロ最新極暖コーディネート」がコレだ!
【ガチ比較】ファミマの『ダウンジャケット』ってどうなの? ユニクロの「ウルトラライトダウン」と比べてみた結果!
【特別企画】ロイヤルホストで最高な2000円の使い方! 全11通りで最強のオーダーはどれだ!!
山手線駅前で1泊5900円「ホテルB4T田端」が当たりだった / ユニットバスが苦手な人向けビジネスホテル
いつもサイゼの我が家が初めて「ロイヤルホスト」に行ったら会計6000円でビビった / けれどリピート確定した理由
【修羅の国2026】世界が注目する「北九州市の成人式」が魔界すぎた / 小倉駅から始まるド派手二十歳の祭典!
【4コマ】魔王軍はホワイト企業 1867話目「セキュリティトラブル⑧」
「完全に当店の都合のみで中身を詰め込む」と宣言している『店長おまかせ福袋』を開封して感じた “適量の大切さ” について / 福袋2026
【2026年福袋特集】これまでに公開された福袋記事へのリンク集(随時更新)
世界最大規模のティーブランド「Gong cha(ゴンチャ)」の福袋、 “福”はあまり無いがとんでもなく“華”はあった
あずきバーの井村屋「2026福箱」開封レポ!3千円台で驚きの内容量と、過剰なほど誠実な梱包の正体
メンソレータムの福缶は1年でどう変わった? 2025年 → 2026年で比較してみたら…安定感はあるけど、来年のリピートはなしかも?
【裏側】テレビで自分の曲が流れたのに使用料が支払われてないから、JASRACに逆凸してみた一部始終
2023年に炎上した「高島屋のクリスマスケーキ」を今年も買ってみた結果 → 意外な変化が…
【美濃焼】おうちカフェ食器10点入り3980円の福袋が大正解! ただ、ひとつだけ不満な点もあった…
【検証】10年間ほぼ毎日飲んでる「コーヒー」を1週間断ってみたらこうだった
【は?】楽天で見つけた「在庫処分セール半額おせち」を買ってみた結果 → 届いた数日後にブチギレかけた
【雑草対策】カインズで598円「撒くだけで防草できる人工砂」の効果がヤバ過ぎた / お財布にも環境にも優しい超画期的アイテム
【検証】「スタバはどのサイズを頼んでも量は一緒」という動画が出回る → 実際に試してみた
オニヤンマのフィギュアが虫よけになるってほんと? 2週間かけて試してみた正直な感想
【全国初出店】トライアルのアパレルブランド「リアルト」が三軒茶屋にオープン! 商品を購入したらアノ頃の「ユニクロ」を思い出した
【ユニクロ】ビックロで「潜入取材にふさわしいコーデをお願いします!」と相談したらこうなった
【2290円】ユニクロCのヒートテックってどうなの? 同じ価格の通常版と比べてみたら全然違った
【重ね着不要だと!?】ワークマンの『ヒートボディ』シャツが万能すぎる! 暖かい・動きやすい・蒸れないの3拍子そろってる
【要注意】ユニクロのヒートテックを11月20日まで絶対に買ってはいけない理由
【憤怒】4年前に「お前全身ユニクロ!(爆笑)」と人の服を見下した男の『現在のコーディネート』がヤバい!
【価格差1000円】ユニクロCのスウェットハーフパンツは普通のユニクロと何がどう違うのか? 実際に穿き比べてみた結果
海外で死ぬほど売れてる「1500円のユニクロのバッグ」はそんなにすごいのか? 「令和のバーキン」とか言われてるらしいが…
ユニクロあるある50連発
【検証】ユニクロの「防風ヒートテック手袋」は真冬のバイク通勤に耐えられるのか試してみた結果
【全然別物だった】同じような値段で売っている無印良品とユニクロの「軽量折りたたみ傘」を徹底比較! 実際に広げないと絶対にわからない根本的な違い