それはそれは憧れだった。「ハイテク筆箱」や「多機能筆箱」と呼ばれる、文字通りハイテクで多機能な筆箱が、小学校低学年の頃は欲しくて欲しくて仕方なかったんだ。

だってだって、意味ありげなボタンがたくさん付いていたりするんだぜ?それを押したら鉛筆が「シャキーンッ!」って立ち上がったりするんだぜ? 筆箱の側面から「スコーンッ」って “消しゴム専用の部屋” が出てきたりもするんだぜ? ヤバイよ。ヤバすぎるよ。夢だよ。欲しいよ……って、ダイソーに売っていたーっ!!

商品名は「多機能スクール筆箱 マグネットタイプ」で、価格は嬉しいことに200円。予想してたより高くない!

いかにも “多機能” を予感させる外観……!

ドキドキしながら表面を開けてみると……



時間割キターーーーッ!!


さらに………


鉛筆部分は、手動ながら……

立ち上がりキターーーーーッ!!


しかも……


鉛筆削りキターーーーッ!!


こうなると……


鉛筆削り横の謎の空間が気になってくるが……


裏面を開くと……


「ここに消しゴムを入れてください」的なスペースだった。また、裏面は定規などが入れやすい「浅い面」になっているが、鉛筆だったらギリギリ入る。とは言え、ここには定規や分度器を入れるのがセオリーであろう。


それはどうでもいいとして……


表面の内部に装備されていた……


謎の「突っ張り棒」の存在……


もうひとつ謎なのが、側面の……


なんだかよくわからない部分……


しかし、それらが力を合わせると……


なんと……


ブックスタンドに早変わり!

……って、この機能、いるかぁ〜? 最近の小学生たちにとって、ブックスタンド機能は必須なのか? おじさん、ちょっとジェネレーションギャップを感じちゃったよ。ワタシ的には、この側面に「消しゴム専用の飛び出し部屋」が欲しかった。あるいは、「シャキーンと飛び出してくる虫眼鏡」が欲しかったなぁ……。


……って……


も、もしかして……


タブレットを使った授業のためとか?


もしそうだとしたら……


これぞまさしく……


\(^O^)/ ハイテク筆箱だ〜 \(^O^)/


Report:100均評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24