読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋と一口に秋といってもいろいろあるも、どうしても外せないのが「餃子の秋」だ。いま私が勝手に作ったのだが、そう言いたくなるほど……ほぼ毎日食べる餃子脳になっている。

一日一餃。最近、屁がクサくなって空気清浄機がフルパワーで稼働するのが悩みだが、それも許せてしまうくらい餃子は奥深い。その世界はまるで宇宙のようで探究心が尽きることがない……ということで今日もまた私は餃子をパクリ。今回は静岡県浜松市にある「初代しげ」に通販という名の宇宙船を飛ばしてみた。

・初めての浜松餃子

これだけ餃子を連呼しておきながら言うもの何だが、浜松餃子は初体験。備えている知識といえば、きれいな円形で出てくることくらいである。しかし、これまでいろんなお店の餃子を食べてきたことだし、そろそろ日本を代表する名所の餃子を味わってみたい!

とどまらない餃子欲を抑えられずインターネットで浜松餃子を調べていたら「初代しげ」なるお店がヒット。なんでも、餃王座グランプリなるバトルロイヤルで優勝したことあるお店なんだとか。よーし、君に決めた!

・上手に円で作りたい

Amazonでお味見セット(1814円配送料無料)をポチると数日後に商品が到着。梱包された箱を開けると、1人前(8個)が2つ入っていて真空パック包装だった。タレがついていて日持ちもするようだし、今のところ何も不満はない。

ではでは、さっそく作っていきまっしょい。サラダ油を入れて水を注ぎ、フタをして……加熱!

もちろん、円に並べるし説明書にも「円を描くように」と書かれていた。これできれいな羽根ができていたら最高だなァ〜!! そんなことを思いながら待っていたら……

何やら餃子がフグのようにプクッと膨らんできた。こんな餃子初めてだ! とはいえ、途中でフタを開けるのもダメなのでグッと我慢。あとは頃合いを見て水分を飛ばし、ヤケドに注意してひっくり返すだけ。

そしたらば……


キ、キ、キ……


キタッー!!


どの角度から見てもうつくしい! これが浜松餃子……そしてこれが浜松で玉座に座ったことのある餃子っ……!!

く、崩すのがもったいなような気もするけど、とりあえず食べてみるか! いただきまーす!!

また、私と同じく宇宙とも言える餃子道を突き進むGYOZA羽鳥こと編集部のGO羽鳥も食べる。そして感想は……


浜 松 は ウ マ か っ た


宇都宮と並ぶ名所でキングになった餃子が的を外すわけがない。今回、定番餃子とニンニクを効かせた2種類が入っており、どちらにも共通していたのは野菜の甘さ。あくまで個人的な感想ではあるが、それが肉を通って皮まで染み込んでいるような気がした。もしかしたらフグみたいに膨れた時に……!?

あとは軽さといい、皮のパリパリ具合……餃子としてのバランスがしっかりとれている。ちょっと待って……これ死んじゃうかも……とまではならなかったが、安定感のある一品と言えるだろう。

それにしても、餃子という食べものはなんて面白いのか。どこのものを食べても決して同じじゃないし、それぞれ特別なオンリーワン。飽きる日はとうぶん先……いや、もしかしたらずっと来ないかもしれない。次に小宇宙(コスモ)を感じる土地が楽しみだ。

参考リンク:Amazon「浜松餃子の名店 浜松ぎょうざの初代しげ お味見セット」
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.