これから海外へ行こうとしている人にとって、失敗談はもっとも有益な情報の1つではなかろうか。誰かの失敗例を事前に知っていたら、その人が同じ過ちを犯す確率は低くなるのだから。悔しがる必要なんて、どこにもないんだ。

──と、自分に言い聞かせて紹介するのは、私が先日イタリア・ベネチアにある「ブラーノ島」を訪れたときの失敗談である。ブラーノ島……その名を初めて聞いたという人だって多いかと思うので、まずは島について簡単に説明したい。


ブラーノ島 = カラフルな家が建ち並ぶ超絶インスタ映えスポット


──すごく簡単に言うと、こんな感じだ。ベネチア自体が絵になる街なのだが、その中でも特に絵になる島。絵ハガキ以上に絵ハガキ。映えスポット OF 映えスポット。そんな島である。

このブラーノ島、今まで何度も雑誌やテレビに取り上げられており、出川哲朗さんも日テレ系の番組『another sky』で同地を訪れている。読者の中にも、あのときの出川さんを覚えている人がいるのではないだろうか。

また、出川さんは自身のブログ『俺の女の口説き方』で、「こんなにカワイイ、絵になる場所は知らない」と絶賛。さらに、出川さんは他の芸能人にもブラーノ島を推しているようで、高橋真麻さんのブログには「出川さんに行った方がいいよとお勧めされたブラーノ島」との記載が。

世界中を飛び回っている出川さんがそこまで言うなんて……ブラーノ島とは一体どれだけ素晴らしい島なのだろうか? どこまで圧倒されるのか? どれほどカワイイ島なのか? 

いつか自分も生で見てみたい! カメラに収めたい! と思っていたところ、先日ついに実現したのだが……先に述べたとおり、痛すぎるミスを犯してしまい、結果的に悲しい気持ちになってしまった。

そのミスについて触れる前に、失敗の原因から紹介していこう。同地を訪れる予定の人は、私と同じ轍(てつ)を踏まないように気をつけてほしい。


・原因その1:ベネチアの宿泊費にビビって滞在日数を削った

1度でもベネチアを訪れた人は同意してくれるかと思うが、ベネチアのホテルは基本的に高い。海の上に作られた狭い土地に、世界中から観光客がドカドカやってくるから仕方がないとはいえ、マジで高い。

ホテルの場所や予約の時期等によっても変わるから一概には言えないが、私のケースを例に挙げると、ベネチアでの1泊あたりの宿泊費は、他のイタリアの都市での宿泊費に比べて2倍以上かかっている。

それだけ高いとどうするのか? 私が取った手段は、できる限り滞在日数を少なくすること。これがそもそもの失敗だったのだが、本来は3泊したいところを2泊にしたのである。その分、2日間にスケジュールを詰めまくったのは言うまでもない。


・原因その2:混雑が予想以上だった

これはベネチアに限らず、イタリアの観光地はどこも似たようなものだと思うが、基本的に人気の場所は観光客だらけ。ベネチアでいえば、サンマルコ広場やリアルト橋あたりは観光客で混みまくりだ。それは予想していたのだが……想定以上の混雑具合で、1つの場所を観光するのに思ったよりも時間がかかってしまったのである。



・原因その3:ブラーノ島行きの水上バス乗り場を探すのに手間取った

水の都・ベネチアでは、「ヴァポレット」という名の水上バスで移動する。地下鉄に乗る感覚でヴァポレット。レストランまで行くのにヴァポレット。教会を見に行くのにヴァポレット……。それがまた楽しくて、初めてベネチアを訪れたら用も無いのにヴァポレットに乗りまくってしまうのだが、話が逸れるので一旦置いておこう。

今回の目的地であるブラーノ島に行くためにも、ヴァポレットを利用するのが一般的な手段。ただし、ブラーノ島はメインどころからはちょっと外れたところにあり、本島から30分以上かかる。そして、ちょい外れにあるだけに、ブラーノ島に行くヴァポレットの乗り場も限られている。

私はフォンダメンタ・ヌォーヴェ駅(Fondamenta Nuove)から何とか乗れたものの、その乗り場を探すだけでも手こずってしまった。私が慣れていないのもあるが、ベネチアは細かい路地が入り組んでおり、何かと分かりにくいのだ。


・3つの原因が重なった結果……

さて、では3つの原因が重なった結果、何が起きたのかを発表しよう。何年もの間、私が憧れを抱き続けたブラーノ島。


ついに……ついに……!


その場所に上陸したとき……!


どのような光景が広がっていたのかと言うと……!!



日が暮れてましたわ。



写真、真っ暗ですわ。



映えのカケラもありませんわ。


おわり。


参考リンク:日テレ『another sky』、出川哲朗オフィシャルブログ『俺の女の口説き方』高橋真麻のオフィシャルブログ
Report:和才雄一郎
イラスト:稲葉翔子
Photo:RocketNews24.

▼オシャレなブラーノ島の姿が気になる人は、YouTubeとかで見てくれ!

▼終電(?)の関係でブラーノ島には30分ほどしか滞在できなかったが、ベネチア自体は最高でした。