ユニクロの『ヒートテック毛布』がめちゃめちゃイイらしい──。そんなウワサ話を耳にしたのはつい先日のこと。フリースやUT、エアリズムと並び “ヒートテック” は言わずと知れたユニクロの大看板ブランドである。
ヒートテックの暖かさを毛布で再現するなんて、そんなもん最高に決まっているではないか。だがしかし、ヒートテック毛布を体験した私、P.K.サンジュンはあえてこの商品をオススメしない。なぜならば、そこには完全なるトラップが張り巡らされていたからだ。
・オンライン限定商品
肌着や靴下だけではなく、手袋・マフラー・ネックウォーマー……などなど、様々な形で展開されているヒートテック。だがしかし、今回ご紹介する『ヒートテック毛布』の存在を知る人はそう多くないことだろう。
というのも『ヒートテック毛布』はオンライン限定商品であり、店舗で見かける機会がないからだ。価格はシングルが税別4990円、ダブルが5990円。当然ながら、ユニクロのオンラインショップでしか購入できない商品である。
・とんでもなく温かい
さて、ヒートテック毛布を注文してから待つこと2日。ついにヤツがやってきた。冬場は肌着タイプのヒートテックを愛用しているのだが、あの薄さであの暖かさは、もはや奇跡といっても過言ではあるまい。そのヒートテックが毛布になるのだ、絶対に暖かいに決まっている。
そして予想通り、とんでもなく暖かかった──。
まず、西川に代表されるちょっといい毛布などと比べると、そこまでの厚みはなくどちらかと言えば薄い部類に入るのではなかろうか。もちろんその分軽いから、使い勝手は非常にイイ。この薄さでこの暖かさは、毛布になってもヒートテックは奇跡を起こしていた。
一方で、肌触りに関しては西川などの高級毛布に軍配が上がる。これはヒートテック毛布の肌触りが悪いという意味ではなく、シンプルに高級毛布の方がお値段の分だけ肌触りがイイと解釈してもらいたい。むしろ4990円ならば、最上級の肌触りの良さであろう。
・隠されていた罠
どこがどうなっているのか、ヒートテック毛布はとにかく暖かさが逃げない。毛布をかけてから数十秒で、早くも足はホカホカである。さすがユニクロの英知を結集したヒートテック。毛布になってもヒートテックは最高や! ええ買い物したで!! ……と思いながら眠りについたのだが。
翌朝……。
起きれねぇぇええええええ!!
あったかすぎて出たくねぇぇぇえええええ!!
・ダメ人間になる可能性大
そう、これこそがヒートテック毛布に隠された罠である。冬場はただでさえ暖かい布団から出たくないのに、さらにヒートテック毛布を使用してしまったら、己をダメにすること山の如し。「たかが布団から出たくないだけ?」という人がいるかもしれないが、冷静に考えてみて欲しい。
布団から出たくない → 会社を休みがちになる → クビ → 人間失格
こんな方程式に当てはまる可能性も、決してゼロではないハズだ。たかが毛布、されど毛布。もしかしたらユニクロのヒートテック毛布は、我々を人間失格に誘う甘い罠なのかもしれない。それくらい暖かさは最高だ。
上記の理由で、私は『ヒートテック毛布』の購入を積極的にはオススメしない。ヒートテック毛布を使用し、万が一会社をクビになっても責任を取れないので、くれぐれも慎重に慎重を喫して購入を検討しよう。私からは以上だ。今からヒートテック毛布に包まって寝ます。
参考リンク:ユニクロ
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼罠と言わざるを得まい。