すでにお伝えしているように、台風19号「ハギビス」が南鳥島近海で発生。本日2019年10月8日の12時現在、マリアナ諸島付近を北西に進行中だ。ウェザーニュースによると週末の3連休にかけて北上し、本州付近に接近・上陸の可能性が高まっているという。

19号は現時点でもっとも強い「猛烈な」勢いにまで発達しており、今年最強レべルとの呼び声も高いモンスター台風である。と言っても、それがどれだけヤバイのか。具体的にイメージできない人も多いはずだ。そんな時は、19号を宇宙からとらえた画像を見てみよう。マジでチビるぞ……。

・迫る台風19号

気象庁発表の予想進路を見る限り、西日本の太平洋側から東日本にかけてガッツリ縦断しそうな気配の台風19号。本日正午の時点で中心気圧915hPa、中心付近の最大風速55m/s、最大瞬間風速75m/sというエグイ勢力になっているのは先述した通りである。

だが数字で言われたところで、19号がどれくらいヤバイ台風なのかよく分からない。それを知るには、19号の姿を実際に見てみるのが一番ではないか。というわけで、さっそくご覧いただこう。

・宇宙から見た19号

情報通信研究機構「NICT」が公開している『ひまわり8号リアルタイムWeb』。このサイトでは、気象衛星ひまわり8号からの映像がリアルタイムで配信されているのだ。クリックしてみると……


はい、ヤバイのが写ってますね。

もっとも引いたアングルからでもバッチリ確認できるくらい巨大な台風の渦。な、何だこれは……。太平洋上で綿アメでも作っているのか? さすが今年最強レベル。上の方にある日本列島と、ほぼ同じくらいのサイズのメガ台風がそこにはいた。

さらに画像を拡大していくと、台風の目と思われる空洞部分がハッキリクッキリ見てとれる。19号がいかに強い台風かがお分かりいただけるはずだ。このサイトは台風の動きを動画でも公開しているのだが、そこでもハッキリ目の存在を確認することができるぞ。

・早めの対策を

現在「猛烈な」勢いとなって進行中の19号であるが、このままの強さで列島に突入してくるわけではないようだ。気象庁によると、紀伊半島沖に達すると言われる12日朝には「非常に強い」勢力にパワーダウンしている予想である。

とは言え、油断は禁物。ウェザーニュースは台風15号によって千葉県内に発生したような被害が、広い範囲に及ぶ可能性があると警戒を呼び掛けているぞ。各自、十分な準備・対策はもちろん、最新情報のチェックも欠かさないでいただきたい。

参照元:ひまわり8号リアルタイムWeb気象庁ウェザーニュース
執筆:お天気観測者・あひるねこ

▼動画でも台風の目がハッキリ見える。