キタッ! キタッ! キタッー!! 2019年9月12日、待ちに待ったスマホアプリ『ドラゴンクエストウォーク』が正式にリリースされた。6月の体験会からおよそ3カ月……首を長くしすぎてキリンになってしまいそうだったが、ついに時は満ちた!

事前登録していたこともあって、ドラクエファンの記者(私)は前日にダウンロード済み。本日午前10時すぎからプレイできるようになったことで、さっそく冒険を始めてみた。とりあえず4時間ほどやってみた率直な感想を言うと、位置ゲームの “いいとこ取り” しているなといった印象だ。

・「導きのかけら」でクエストを進める

ドラクエウォークを起動すると、まずはヘルスケアとの連携を求められる。それから自分のアバターを選択して、主人公の名前を決める。恥ずかしながら私は主人公を自分の名前にしちゃうタイプなので「たかし」とした。

初歩的な設定を決めると、ここからは体験会同様にスライムのスラミチくんが冒険の案内をしてくれる。この時点では、ゲーム内で「導きのかけら」というものがキーになると覚えておこう。これがないとクエストを進めていけないのだ。

・地域格差はなさそう

それではいざフィールドへ! 『ポケモンGO』などの位置ゲーをやったことある人であれば、すんなり入れることだろう。序盤はスラミチくんの指示に従ってプレイしたらOK。

先ほどの「導きのかけら」で新しいクエストを解放して目的地を定めるのだが、ここで位置ゲーの進化を感じ取ることができた。というのも……

クエストの目的地を自分で設定できるのである。これまでの位置ゲーはどうしても人の集まるスポット……都会に有利な傾向にあった。しかし、ドラクエウォークは自分で目的地を決めることによって、クエストを進めていける。

しかも、目的地を置き直すこともできるから言うことなし。ちなみにクエストの場所が遠いと、報酬でもらえる「導きのかけら」も多い。ここらへんはちゃんと「ウォーク」しなければいけないようになっている。外に出ることはマスト。

・ウォークモードが超便利

ただ、そうは言っても近年のスマホゲームでは放置ゲーが流行っていることで「放置」の要素も取り入れてある。それが「ウォークモード」だ。

移動中にモンスターと遭遇したらオートで戦ってくれる便利な機能で、歩きスマホ防止の役割も担っている。なお、これは序盤のシナリオをクリアすると解放されるので、積極的に使うことをオススメする。まぁ、放置していたらたまに瀕死になっていることもあったけどね。ご愛嬌。

また、戦闘でもオートバトルが搭載されている。ついでにここで回復の手段にも触れておくと、道具や呪文で回復できてフィールド上にスポットもあるのだが……

1日1回限定でスラミチくんがHPとMPを まんたん にしてくれるサポートもあれば……

アプリを起動していなければ自然回復するからピンチのときは覚えておこう。ここまで序盤をプレイしてみて、特別難しいと感じたことはない。

家を建てられたり、モンスターのこころ、ふくびき(ガチャ)、AR写真、さらには装備の強化やフレンド機能など、いろんな新しい要素があって覚えるのが大変だが、どんなゲームも最初はそんなもの。いずれ慣れていくことだろう。

・ドラクエファンはたまらないはず

いろいろ研究して制作したことが伝わってくるドラクエウォーク。スマホアプリとあって音を出す人はあまりいないかもだが、フィールドや戦闘でドラクエIIIのBGMが流れるあたりもたまらない。

2017年に発売されたドラクエXIがそうだったように、過去の名作を取り入れるのはニクすぎる演出だ。ドラクエファンなら歓喜間違いなしだし、これはヒットの予感がする。なお、スタートダッシュキャンペーンは9月30日まで。ぼうけん開始記念クエストなどもあるから興味のある人は早めに始めよう。

参考リンク:ドラクエウォーク(App StoreGoogle Play
Report:原田たかし
ScreenShot:ドラクエウォーク(iOS)