最近の栽培キットは昔と比べたら格段に進化している。 メジャーな花や野菜はもちろん、盆栽やキノコ類が育てられる本格的な栽培キットから、デザイン性を重視したお洒落で可愛い見た目のものまで。様々な栽培キットが販売されている。

そして先日、私は発想にもデザイン性にも富んだ面白い栽培キット『おちょこで薬味』を見つけた。名前の通り「おちょこ」で薬味栽培ができるというキットで、これに「膨らむ土」という奇妙な土もついてきて面白かったから紹介させてほしい!

・『おちょこで薬味』

『おちょこで薬味』シリーズのラインアップは、しそ、唐辛子、わさび菜、三つ葉の4種類。どれもパッケージだけでは「おちょこ」が売られているようにしか見えないが、中には栽培セットが収まっている。

私が今回購入したのはしそで、おちょこは青色のドット柄。デザインは種類によって異なっており、わさび菜は青色で、唐辛子と三つ葉は赤色になる。どれも和柄っぽくお洒落で、サイズ感的にも可愛らしい。


・種まきの準備

セット内容は「おちょこ」、「種」、「膨らむ土」、「説明書」。植え方は基本的には簡単だが、説明書を読まないと分からない点もあった。私が手に入れた「しそ」を例にとって今から簡単に説明していくが、購入した際は一度しっかり読むことをオススメする。

まずは、種まきの前に「膨らむ土」の使用方法から。私は「膨らむ土」というものが初体験だったため、これにはすごく驚かされた! というのも、入っていた「膨らむ土」は10円玉くらいのサイズ。しかもカチカチなのだが、それを「おちょこ」に入れてぬるま湯を注ぐと……

約5倍もの大きさに膨らんだ!


まるで内側から何かが湧き上がっているかのよう。どこか生物っぽく、瞬く間に膨らんでいく土の姿は、とても奇妙で面白い……! そうしてあっという間に「おちょこ」には土がいっぱいとなり、種植えする土台が完成する。

あとは「膨らむ土」の表面を、爪楊枝などでほぐす。土の表面は、真ん中だけがほぐれるようになっており、外側の部分は紙のようなもので崩れないように補強がされていた。

ほぐし終わったら、いよいよ「種」をまいていく。「種」は多めに入っているものの、実際にまくのは10粒くらい。これらを重ならないようにまき、土を軽く被せる。

しそは20度から25度の間が発芽適温で、明るい場所に置いておく。発芽するまでは、土が乾かないように水やりをする。また唐辛子については、育ったら植え替えた方が大きくなると書いてあった。薬味によって微妙な育て方の違いがあるので、説明書で確認すベし。


・値段も安いので気軽に

栽培キットは、大体1000円前後のものが多い。だが『おちょこで薬味』は、税込み486円とワンコインで買える値段。そのため気軽に始めようかなという人には、とても向いていると思った。それに、薬味だと色々な料理に使いまわせるので、そういった点でも便利そう。

あと、あまってしまう「種」は「おちょこ」と土があれば同じように栽培できる。自分好みの「おちょこ」を買ってきて、色とりどりの「おちょこ」で育てていくのもお洒落だろう。ちなみに私は『おちょこで薬味』をロフトの店舗で発見したが、ネットでも買えるようだった。気になった人は是非、調べてみてくれ~!

参考リンク:LOFT おちょこで薬味栽培セット(しそ / 唐辛子 / わさび菜 / 三つ葉
Report:mai
Photo:RocketNews24.

▼見た目はお酒、中身は薬味を栽培中( ˙◊︎˙◞︎)◞︎