何とかして夏までに痩せなければ……なんて思っているうちに夏本番がやって来た。実質もう手遅れだが、ダイエットは諦めたらそこで試合終了。あくまでもポジティブに、夏は汗をかくから勝手に痩せていくラッキータイムと考えるしかない。
まぁそれで痩せたら苦労はしないのだが、ダイエットは継続することに意味がある。身近なところで言うと糖質制限。近年ではチェーン店でも食べられるし、「誰でもできるダイエット法」を試さない手はないだろう。
・売り切れだったメニュー
というワケで、ガストにやってきた。狙いは ほうれん草麺を使用した「1日分の野菜のベジ塩タンメン」。ちなみに以前に食べようとした時は、夕方の時点ですでに売り切れていた商品だ。
理由はいろいろ考えられるが、ファミレスで売り切れとはちょっとやそっとのことではない。もし注文が多すぎてタマ切れとなったのであれば、恐ろしく美味しい低糖質──なのかもしれない。
一応、スペックに触れておくと、具材・麺のカロリーは401kcal、塩分は1.3g。スープが124kcal、塩分は6.5gといったところだ。気になる糖質は36.2g。吉野家の「ライザップ牛サラダ」がおよそ12gだと考えると、谷底に突き落として這い上がることを命じるようなメニューではなく、ゆるりと健康に痩せましょうねといった感じがする。
・野菜たっぷりタンメン
さて、それでは実食といこう。今回はお昼に行ったので売り切れていることはなく、注文して数分ほどでタンメンが出てきた。パッと見は普通のタンメン。キャベツにもやし、ニンジン、ほうれん草……といったように野菜がモリモリ入っている。まずはスープを一口飲むと……
らしくない!
そう言っちゃ失礼かもだが、外食にしては優しい味でまとめてある。最近、何かと健康志向の世の中だからだろうか、あっさりしていてスッと体に染み込んでいく。
続いてタンメン本体へと移ろう。ここで何が良かったかって、ほうれん草麺が仕事をすることだ。こんにゃく麺をはじめ、低糖質の麺はどうしても味気ないことが多いが、ガストの麺はかなり優秀!
「糖質控えめ・海老と山芋オクラのねばとろサラダ麺」の冷たいメニューでまるで蕎麦を食べているかのような食感ですんなりイケたが、温かいメニューになっても良さは変わらず。野菜モリモリのタンメンを食べているような感覚で、低糖質メニューを食べている感ゼロだった。
しかも、豚肉も入っていてお腹も満たされるし、言うことなし! これはヘビロテ!! ……と思いきや、1つだけ気になった。そう、あまりにも健康になりすぎた気分になるから悪魔がささやき始めるのだ。「今日の野菜は摂取したから何食べても大丈夫」「油もの食べてハッピーになろうぜ」などと誘惑が物凄い。
・他2品もヨロシ
そこは耐えろよというツッコミは置いといて、デブは甘えからくるものである。腹持ちがそこそこいいので昼に食べることもできるが、強欲にならないためにも夜が最適か。値段こそ税抜799円とお高めだが、ファミレスで健康と体型をどちらもカバーできるのは大きい。
なお、ガストの低糖質メニューは3つ。残る「ちりめんじゃこと豆腐のねばとろサラダ(L税抜698円、S税抜349円)」と「糖質控えめ・海老と山芋オクラのねばとろサラダ麺(税抜799円)」は以前にレポートしているので、気になる方はチェックして欲しい。
参考リンク:ガスト「1日分の野菜のベジ塩タンメン」、吉野家「ライザップ牛サラダ」
Report:わがままダイエッター・原田たかし
Photo:RocketNews24.
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